日本テレビタワー(「Wikipedia」より)

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 8日の21時過ぎ、日本テレビの子会社で働く契約社員が、東京・港区にある日テレ本社の前に飛び降りたと、「週刊ポスト」(小学館/9月1日号)が報じた。同誌によれば8月26、27日に放送される同局の『24時間テレビ 愛は地球を救う』の制作にも関わっていたというが、日テレ関係者が話す。

「実際のところ、その社員はデスクと呼ばれる業務を行っていました。プロデューサーなどが計上する伝票を管理するようなポジションで、『24時間テレビの関係者』という表現が適切かと問われれば、微妙な気もします。また、報道によれば幹部がウチの情報番組や報道番組のスタッフに対して取材しないよう伝えたとされていますが、報道局は日テレ内でも別会社みたいなものですから、報じるべきことであれば自社に関することであろうとなかろうと報じるでしょう。騒動があったことは事実ですし、会社としてその事実を『24時間テレビ』の前だから隠そうとしているわけではないと思います」

 また、別の日テレ関係者は語る。

「報道を受けて、局内ではすぐに局会が開かれたようです。後追いをするメディアはほとんどなく、報道が少なかったのも、警察からの事情聴取もなかったため事件性はないと判断されたからでしょう」

●日テレvs.他メディア

 そんななか、局会では今回の件を受けてある“お達し”があったという。

「日テレは2016年度も、ゴールデン(19〜22時)、プライム(19〜23時)、全日(6〜24時)のすべての時間帯で平均視聴率トップ、3冠王を達成しました。これで3年連続3冠王となり、社員はすっかり慢心しています。特に、厳しかった時代を知らない今の30代などは、制作会社や他メディアなど外部に対して、横柄な態度をとるようになっていたのです。今月には、他メディアの窓口となる広報・宣伝部が、スポーツ紙やテレビ誌などの日テレ担当記者から求められた情報を提供せず、さらに彼らに横柄な態度を取っているため反発を受けていると、日刊ゲンダイに報じられましたが、以前から局内でも問題視する声はありました。

 宣伝部のこうした体質は特にここ1年ほど顕著で、『24時間テレビ』のマラソンランナーを明かさないことをめぐるゴタゴタで、ついに担当記者たちの『連ドラのPRなど、都合のいいときだけさんざん利用しやがって』という不満が爆発したのです。こうしたことが影響して、他メディアによる日テレの粗探しが始まっているのです。

 今回の飛び降り事件をめぐっても、局内では『宣伝部がきちんと週刊ポストの取材に対して真実を話せば、あのような報道にはならなかったはずだ』といわれており、他メディアの統制がとれていないことを理由に宣伝部のトップ更迭の噂も出ています。こうした事情があり、事故後の局会では、上から現場に対して『そうした態度を改め、襟元を正せ』と指示されたのです」(前出と別の日テレ関係者)

 日テレの看板番組である『24時間テレビ』放送を1週間後に控え、局内はゴタゴタしているようだ。
(文=編集部)