アメリカのエドガー・ケイシー(1877〜1945年)の予言は「フィジカル・リーディング」と「ライフ・リーディング」の2種類に大別できる。最大の特徴は、そのどちらもがきわめて具体的で正確な点である。「フィジカル・リーディング」は病気や傷害の治療を目的としたもので、たとえば重度の結核患者に対しては次のようなリーディングを行っている。

 

「原因は脳脊髄系への圧力で、偏移した神経により組織に硬変を起こし、肺臓被膜に圧迫を加えている。これが自律神経に影響を及ぼし……」

 

さらに治療法も告げたケイシーは、必要な道具や術後の注意点なども詳細に述べている。ケイシーに医学知識が皆無であるのはいうまでもない。

 

一方、「ライフ・リーディング」では人々の悩みなどをカウンセリング形式で透視し、過去の人生をたどりながら、時間や空間を超えたリーディングが毎回行われたという。

 

「1998年」にこめられた意図

ケイシーが生涯に残したリーディングの中には、20世紀の歴史的事件も多く含まれている。1940年クリスマスの日、ケイシーは次のような予言をした。

 

「シンガポールの崩落を私は予言します。また、オーストラリアとインドが日本人によって攻撃されることを予言します。……彼らはおそらく、ヒトラーの軍と合同するでしょう。東京が戦火に包まれるのが見えます、しかしそれが日本の崩壊をもたらすようには見えません」

 

ナチスと組んだ日本は太平洋戦争でシンガポールを瞬く間に陥落させ、オーストラリア北岸にも戦域を広げた。後に東京は大空襲で壊滅するものの、驚異的な復興を遂げたのは周知の通りである。

マイクロフィルムに収められたリーディングの記録。

 

さて、戦況が膠着する1943年1月、ケイシーは衝撃的な「終末予言」を唱えた。

 

「アメリカの西側で大地が分裂し、日本の大部分は海に沈む。北欧は一瞬で変化が起き、北極と南極では火山噴火を誘発する大変動が起こる」

 

「これらは、1958年から1998年の間にはじまる」

 

現在、人類は今も滅亡から逃れているが、ケイシーは決して「(激変が)1998年に起こる」といっておらず、近年の異常気象の連続性を見る限り、予言は的中しつつあると指摘する専門家も多いのだ。また、ケイシーは別の予言で、激変後の地球を2100年代に宇宙から俯瞰するという予知夢も残している。

 

これらのことから、すでに進行中の地球の激変が、これからさらに本格化し、2100年代までには完了してしまうという恐るべき解釈も十分に成立するのである。

 

(ムーSPECIAL「世界の大予言FILE」より)

 

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