先月中旬「国家宇宙センター」を視察する林全行政院長(右)

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(台北 19日 中央社)打ち上げを25日に控えた台湾初の純国産高解像度地球観測衛星「福衛5号」(フォルモサット5号)は、ヴァンデンバーグ空軍基地(米カリフォルニア州)内の発射場で最終テストの段階に入っている。16日には、打ち上げを担当する米宇宙開発企業スペースXのロケット「ファルコン9」との結合作業が滞りなく行われた。

福衛5号は台湾の宇宙開発政策を担当する「国家宇宙センター」(国家太空中心、NSPO)により研究開発されたもので、昨年8月に退役した福衛2号の後継機。軌道に乗った後は1日で地球を14周し、2日に1度のペースで台湾の上空を通過、画像の解像度2メートル級の観測データを送信する。これらのデータは防災や環境監視、国土の安全保障、宇宙研究などに用いられる。

林全行政院長(首相)は、衛星を国産できる能力は極めて重要で、福衛5号は台湾がその能力を備えていることの証明だと喜んでいる。また、関連技術の産業・商業への運用や国際協力などを通じ、宇宙開発分野における台湾の存在感が高まればと期待を示している。

(林孟汝/編集:塚越西穂)