鶏ガラ、香味野菜、日高昆布で作るスープにカレー粉を合わせるレシピは昔のまま!/「栄屋ミルクホール」

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カレーライス、店構え、そして店員さんも“いい味”を出している昭和の世界へタイムスリップ。そこは懐かしい気分に浸れる非日常空間。ロングセラーのカレーは、一度食べればやみつきに!

【写真を見る】8種類の香辛料が華やぐハイカラカレー/「日正カレー」

■ 「栄屋ミルクホール」(東京・淡路町)

2代目店主が、1955(昭和30)年頃に家庭で食べられていた、優しい味わいのカレーを作り続けている。「カレーライス」(650円)は、ニンニクを効かせて炒めた具のタマネギと豚肉を使用。このカレーと同じ鶏ガラスープを使う、ラーメンとのセット(950円)が人気だ。約70年前の創業当時とほぼ変わらない空間に、ほっこりとした気分になる。

■ 「日正(にっしょう)カレー」(東京・南千住)

「日正カレー」は、1951(昭和26)年創業の大衆食堂。「カレーライス」(650円)は、鶏ガラスープを下地にした昭和のカレーながら、ルーからは香辛料が香り立つ。月桂樹などの香辛料8種類を使った茶褐色のカレーは、あとから辛さがジワジワと増してくる。

ちなみに、約50年前から使い続ける、店名が入った特注の多治見美濃焼のカレー皿もレトロだ。ちょうちんや看板にも「日正」の文字が入っている。

■ 「中栄(なかえい)」

1912(大正元)年に創業し、築地卸売市場の開設時に場内に店を移したカレー専門店。昭和30年代から変わらぬ伝統製法で手作りする独自のカレーは、食べ飽きない優しい味わいだ。

本ズワイガニやエビ、ホタテなど築地ならではの贅沢な具材を使用した「築地魚河岸 シーフードカレー」(1000円)は、ベースにした鶏ガラの野菜スープにスパイス19種と魚介の旨味が加わって、深みがプラスされている。

【ウォーカープラス編集部】