ナダルは準々決勝でキリオスに敗退 [ウェスタン&サザン・オープン]

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 アメリカ・オハイオ州シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月13〜20日/賞金総額436万2385ドル/ハードコート)の雨天順延となっていた男子シングルス3回戦で、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を7-6(1) 6-2で下して準々決勝進出を決めたが、5時間後に行われた準々決勝でニック・キリオス(オーストラリア)に2-6 5-7で敗れた。

 キリオスは同じくこの日行われた3回戦で、イボ・カルロビッチ(クロアチア)を4-6 7-6 (6) 6-3で破って勝ち上がっていた。

 ナダルはキリオスとの試合前に、「次の試合は本当にタフな試合になるよ」と話していた。この試合でミスが目立ったナダルは終始守りに回る展開となり、1時間20分で敗れた。

「言い訳はなにもしないよ。僕のプレーがよくなかった」とナダルはコメントした。

 準々決勝敗退のナダルは、大会後に更新される世界ランクで2014年以来のナンバーワンの座に返り咲くことが確定している。2014年にナダルは相次ぐ故障により大会欠場を余儀なくされ、世界ランク1位から陥落した。

「ここ数年間、僕は様々な事を乗り越えて1位に返り咲くことができた。これは本当に信じられないことだし、本当にうれしいことだよ」とナダルは言った。

 キリオスとの試合後にナダルは、13人の死者が出たバルセロナで起きたテロ攻撃の犠牲者追悼のためのリボンを身に着けていた。

「本当にこのようなことが起きて悲しいし、とても残念だ。本当にひどいね。安全な場所がないように感じるよ。このテロの犠牲者および犠牲者の家族を支援したい」とナダルは言った。

 キリオスは準決勝で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を6-3 6-3のストレートで下したダビド・フェレール(スペイン)と対戦する。今大会での35歳フェレールの4強入りは、大会オープン化以降、1970年のケン・ローズウォール(オーストラリア)に次ぐ最年長記録となった。

 今大会では、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、そして前年覇者のマリン・チリッチ(クロアチア)などの上位勢がケガにより欠場したのもあり、現在勝ち上がっている選手の中でもっともランキングが高いのは第7シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)となる。

 ディミトロフは準々決勝で、日本の杉田祐一(三菱電機)を6-2 6-1で倒して準決勝進出を決めた。試合時間はわずか52分だった。

 そのほかの準々決勝では、第14シードのジョン・イズナー(アメリカ)がワイルドカード(主催者推薦枠)のジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)を7-6(4) 7-5で準決勝進出を決めた。イズナーは決勝進出をかけて、ディミトロフと対戦する。

 この試合でのイズナーは、第1セットをタイブレークで先取し、続く第2セットでは第11ゲームでこのセットで初めてつかんだブレーク・チャンスをものにし、6-5リードとした。最後はイズナーが時速218kmのサービスで25本目のエースを奪い、この試合を制した。

「コンディションやスケジュールなどすべてのことが、僕に都合のいいようになっている。このままこの調子でいければいいんだけどね」とイズナーはコメントした。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ)の準々決勝で対戦したニック・キリオス(左)とラファエル・ナダル(右)
Photo: MASON, OH - AUGUST 18: Nick Kyrgios of Australia is congratulated by Rafael Nadal of Spain after their match during day 7 of the Western & Southern Open at the Lindner Family Tennis Center on August 18, 2017 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)