雨の日にだけ見られる「東京駅」の写真がステキすぎると、Twitterで話題になっています。

雨の日限定、もう1つの「東京駅」

この写真を投稿しているのは、写真家の太郎[Taro OTSUKA](@siestaonsunday)さん。

これは太郎さんが撮影した「東京駅」の写真です。

画像提供/@siestaonsunday

太郎さんは8月16日の19時頃に、この写真を撮影したんだとか。

水たまりに映った「東京駅」が神秘的で美しい雰囲気を醸し出しています。

なんだか、水の中にもう1つ「東京駅」があるみたいですね。

ツイートには「めちゃくちゃキレイですね!」「美しい」「すごく素敵なお写真です」といったコメントも。

「東京駅」の写真が美しすぎると話題を呼び、「いいね」も10万件を突破していました。

「鏡面反射が得られるのでは…?」と

なぜ、撮影場所に「東京駅」を選んだのでしょうか?太郎さんにお話を伺ってみました。

―― 東京駅を撮影場所に選んだ理由は?

東京駅前広場は濃い色のタイルが使われている箇所があるため、適度な雨天環境だと「鏡面反射が得られるのでは…?」と思い、偶然オフと天候が合致したため向かってみました。

端的にいうと、水たまりに反射する東京駅が撮りたかったということです。また工事の状況から、東京駅を地面から広く見られるタイミングであったのも、撮影に赴いた理由のひとつです。

あと、煉瓦造りの構造物が好きなので…撮影してみました(笑)

画像提供/@siestaonsunday

―― どのようなカメラを使って撮影していますか?

「Canon eos1-DX mark2」というカメラに「EF16-35mm F4L IS USM」というレンズを装着して撮影しました。

ですが、その日手持ちがこのカメラだけだっただけで、このカメラでなければダメということはないです。

撮影画角として16ミリを選択しておりますが、このくらいの広角が使える装備であれば同じものが撮れると思います。

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―― 撮影方法についても詳しく教えてください。

撮影方法に関しましては、当日、三脚を持ち合わせていなかったことと、アングルを限界まで下げる必要がありました。

そのため、カメラを濡れた路面へじかに置き、またちょうど持ち合わせていたプラケースをレンズの下に敷いて水平出しと、ブレを防いで三脚を用いた時と同じような安定感で30秒の露光時間を得ました。

構図は、今のカメラみたいにバリアングル液晶とかがあれば良かったのですが、僕のカメラにはついていないので、水たまりの中で腕立て伏せをしてファインダーをのぞきました。

一般的にはミニ三脚などを用いるべきかと思います。機材が濡れて壊れてしまうので。今回は、そのとき持っているものでなんとかする、という撮影でした。機材がないから撮れなかったじゃ悔しいですしね(笑)

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―― 夜景などの風景を美しく撮影するポイントやコツについて

夜景撮影は必然的にシャッター速度が遅くなるので、実はブレとの戦いなのです。ブレは写真のシャッキリ感を奪ってしまうので、そのためにシャッターが開いている間はカメラが動かないことが重要になってきます。

本来であれば、三脚にレリーズ(遠隔シャッターみたいなもの)を用いてカメラに触れないようシャッターを切る、という撮影が基本スタイルになるのかと思います。

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ですが、今回のように何もなければ、とりあえずカメラをしっかり固定さえできれば、セルフタイマー機能を用いてカメラに触れずにブレない撮影も可能になります。

あとはディープな話ですが、夜景は基本的に通常のカメラ設定ではコントラストが高くなりすぎて、どぎつい明暗が生まれがちです。

なので、RAW(カメラ内でJPGになる前の生データ)を用いて後々の処理を施すか、またはJPGで撮ったそのままを求める方は、画のスタイル設定でコントラストを低めなものを選んで撮ってあげると、どぎつくない夜景が得られるかと思います。

でもこれは撮影者の好みにはなりますが…。

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―― 「風景写真」を撮影する上で、こだわりや大切にしていることはありますか?

「マナーを守って最高の画を」というところです。立入禁止や撮影禁止の場所では撮影しないことです。また風景は、その場にいる人のみでなく、その場を作ってきた、また今後そこに立つ人たち全てのものなので、その人たちの迷惑になることは絶対にしたくないなと…。

意図しない人や物が構図に入ってきてしまっても「邪魔だなあ」と思わずに、次なる一手を考えるくらいのポジティブさは必要かなと思います。今回は消していませんが、最終手段として、人くらいならレタッチで消しても良いかなと思っています。

誰もが楽しく風景を、写真を楽しめたら最高ですよね。写真家的な目線で言うと、構図が決まっても最高の1枚が得られるまでは「ただただ待つ」という感じです。

今回の写真も、構図決定から撮影までは40分くらいかけてます。わりとライトな方ですね。1、2時間その場でじっとしてることもザラです。なので…写真デートには向きませんね(笑)

画像提供/@siestaonsunday

―― ありがとうございました。

カメラの機材がなくても、いろいろ工夫して撮影されていたんですね!

太郎さんの写真が気になる方は、ぜひTwitterアカウントをチェックしてみてください。

※この記事のツイートと画像は太郎[Taro OTSUKA](@siestaonsunday)さんの許可を得て掲載しています。