16日、オーストラリア・メルボルンに移住した韓国人女性が、「韓国は子どもに残忍な社会」と韓国の子育て事情を振り返った。写真はソウル。

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2017年8月16日、オーストラリア・メルボルンに移住した韓国人女性が、「韓国は子どもに残忍な社会」と韓国の子育て事情を振り返った。韓国・オーマイニュースが伝えた。

息子が3歳の頃、女性は家族で高速鉄道KTXに乗った。息子は父親の膝に乗り楽しげに笑っていたが、それを見た50代と思われる男性客が顔をしかめて「少しは静かにさせてくれ。騒ぎ過ぎだ」と怒り出したそうだ。しかし男性は、すぐ前の席の女性が携帯で長電話をするのには何も言わなかった。

また息子を連れ百貨店に行った時のこと。ごみ箱のふたがキラキラ光りクルっと回る様子に興味を持った息子がごみ箱をのぞくのを見守っていたところ、清掃員の女性が「子どもがごみ箱を触っているのに母親は何をしているのか」と大げさに突っ掛かってきた。

他にも、「子どもが階段をはっていたら危ない」「自転車の上でフラフラしていたら転ぶ」など、外に出れば周囲からの干渉が絶えない。「母親というものは恐ろしい職業だ」と感じた女性は、常に小言のない場所を求めて歩くようになったという。

一方、移住先のメルボルンでは、列車内にもファミリー客が多く、子どもがワイワイ騒ぎ、駄々をこねる赤ちゃんもいたが、誰も「子どもたちを静かにさせて」と小言を言う人はいない。女性は海外に出てようやく、「韓国は子どもたちに残忍な社会だったんだな」と感じたそうだ。

やはりメルボルンに来て3年になるという別の韓国人ママは、「韓国の習慣が身に付いている自分にイライラする」ことがあるそうだ。「韓国では子どもが息をするだけでも周りの顔色をうかがわなければならないから、とにかく一番先に子どもを何とかしようと」してしまうのだ。2人の息子を持つこの女性は、今日も「自分の口癖になった小言のせいで、息子が周りの顔色をうかがっている」と嘆いている。

しかしこうした韓国人ママの吐露に同調するネットユーザーは少ない。コメント欄には、「まるで韓国だけが子どもに厳しいみたい。顔色をうかがうというより、公共の場で周りに配慮して静かにさせることを教えることが正しい教育」「フランスに行ってみたら?子どもたちはみんな公衆道徳教育を徹底して受けているよ」など反論が続出している。

また海外在住というユーザーからも「韓国で育ってから移民してきた子どもはなってない。あなたのような人のせいで韓国人が非難される」「欧米では1歳を過ぎると公共の場での礼儀や食事のマナーなどを厳しく教えるよ」と異議を唱える声が相次いでいる。

さらに韓国社会について「『子どもに残忍な社会』ではなく、『親が子どもを教育しない社会』でしょ」と指摘するユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)