2017年8月16日の深夜に放送されたラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)。

この中で、お笑い芸人の山里亮太さんが「オレ、昔はヤンチャしてたからな」と、破天荒なエピソードを『いい思い出』として語る人に対し、苦言を呈しました。

被害者側からすると「たまったものではない」

番組に、リスナーからヤンキーに関する1通のメールが届きます。

これをきっかけにヤンキーについて語り始めた山里さん。そして、話は過去の武勇伝を自慢気に語る人に及びます。

「昔はヤンチャしてたからね」「悪さもしたけど、もう時効だよね」と語る人に対し、山里さんは次のように持論を展開します。

スゲェいい思い出みたいな空気出すけどさ。

被害者サイドからいうと、結構人生変わっちゃった人もいるんじゃないかな。

山里亮太の不毛な議論 ーより引用

武勇伝を語る人は、基本的に加害者側です。

しかし、被害者にとっては、同じ出来事が「忘れたくても忘れられない過去だ」という可能性もあります。

そういった人の気持ちを無視して、TVなどで過去のヤンチャ話をする人に、山里さんは次のように続けます。

よく悪い人とか、TVで「昔はムチャしてて」とかいう人たちはさ、1回、被害者で人生が変わっちゃった人のコメントを受けてほしいよね。

やられた人って、結構人生変わっちゃってない?

学校行けなくなっちゃった人とかいるバージョンの。そのコメントを受けるシーンも欲しいなっていつも思う。

山里亮太の不毛な議論 ーより引用

ヤンチャだった過去を『いい思い出』だと語る人によって、人生が変わってしまった人に登場してもらい、話を聞くべきだと主張したのです。

この発言に対して「その通りだ!」と、多くの声がネットに上がります。

人を傷つけた過去を、自慢気に語る風潮は本当に嫌い。山里さんのいっていることが正論だと思う。TV番に出るような人はヤンチャした側、つまり加害者側が多かったんだろうね。最近は被害者側の人もTVに出るようになってバランスがとれてきたということでしょう。昔のヤンチャ話って何がいいのか、よく分からない。TV番組の制作側にも問題はあると思うな。

山里さんがこういった発言をしたのは、自身の経験とも関係があるようです。

昔、同じクラスにむちゃくちゃ怖い人がいてさ。

もう授業に集中できないぐらい。

だから、それを肯定されちゃうのは、ちょっとっていうのがあって。

山里亮太の不毛な議論 ーより引用

実際に、ヤンチャだった同級生が怖くて授業に集中できない日々を送っていたのです。

TV番組などに限らず、日常生活でも『昔のヤンチャ話』をする人はいます。しかし、それは笑い話ではなく、誰かをいじめた過去ととらえることもできます。

そう考えると、こういった昔話は誰かに自慢気に語るようなものではなく、行ってしまったことを後悔し、反省すべき話なのではないでしょうか。

[文・構成/grape編集部]