スポーティーさとエレガンスさを素敵に使い分けるのが、大人のトレ女の秘訣

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スポーツファッション タウンユースでのつき合い方

山ガールという呼び名もすっかり定着して、アウトドアファッションやスポーティーなファションはタウンユースOKになりました。おしゃれで機能性抜群。アウトドアやスポーツに興味がなくても、「体に優しい服」「楽しい服」として、普段着に着ている人も多いですね。でも、そんなスポーティファッションが、無意識のうちに日常着のメインにいたら、一度見直しが必要。例えばディズニーランドでは、大人もミッキーの耳を頭につけてはしゃぐことが許されますが、一歩外に出れば魔法がとけて、ただのイタい人になってしまう…。アウトドアファッションもこれと似たようなもの。大人の女性の場合、「ハイキングの帰りですか?」と言われてしまうかもしれません。全身アウトドアファッションの楽さに甘えず、きれいめなコーディネートを考えて、取り入れてみるといいですね。

おしゃれと振る舞いのトーンを合わせる

エレガントにしても、カジュアルにしても、おしゃれは振る舞いとトーンが合っていることが大切です。例えば、お誘いを受けて、おしゃれなアウトドアファッションに身を包み、川辺でのバーベキューへ行ったとします。そこでみんなが用意をしている時に「服が汚れるから」と、折りたたみ椅子に座ってるだけなんて、おかしいですよね。

それと同じように、エレガントなワンピースを着てハイヒールを履いたら、ジーンズの時と同じように走ったり、ラフに座ったりしたらおかしいのです。「ハイヒールでも全力疾走できるかどうか」という、身体能力の問題ではもちろんありません。服装には、それにふさわしい振る舞いというものがあります。

「そんなのわかっているわよ」という人がほとんどですが、頭でわかっているはずが、行動は無意識にそれを無視していることが多いもの。特に現代の女性は、パンツスタイルで過ごす時間が圧倒的に多くなったので、何を着ていても、動作が無意識にパンツモードになってしまうようです。

特に、座る時にヒザが開いている人が本当に多いです!試しに電車に乗って、座っている女性のヒザを見てみてください。ヒザをつけている人のほうが少ないんじゃないかと思うくらいです。もっとも、パンツでもヒザはつけるべきなのですが…。パンツスタイルの時にも、ぜひヒザをつけて美しく座ってみてください!良いトレーニングにもなりますよ。

ファッションは、中身(着る人)と外側(服装)のトータルバランスが大事です。エレガントな服を着たらエレガントに、カジュアルな服を着たらカジュアルに振る舞うほうが、素敵に見えます。それがマナーだと思うと面倒ですが、ちょっとした変身ごっこだと思うと面白い。役になりきって、この服だったらどう振る舞えばいいか考えてみてくださいね。

 

ライター:幸 雅子

出典:『3年後も素敵でいたい人のやるべきこと やめるべきこと』