スペイン・アルカナルで、民家が爆発した現場に残るがれき(2017年8月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】スペイン東部カタルーニャ(Catalonia)自治州バルセロナ(Barcelona)とその近郊で相次いで発生した車突入事件について、同国の警察は18日、容疑者グループはさらに大規模な攻撃を計画していたと発表した。

 バルセロナでは17日、同市最大の繁華街ランブラス(Las Ramblas)通りを訪れていた人々にワゴン車が突入し、14人が死亡した。運転手の男は現場から徒歩で逃走。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 さらに18日未明には同市近郊の海沿いにある観光地カンブリルス(Cambrils)で車が歩行者に突入する事件が再び発生。警察によると、「テロリストの疑い」がある5人が射殺され、さらに4人が拘束された。

 捜査の詳細はまだ明らかにされていないが、警察は射殺された5人のうちの1人がバルセロナの事件を起こした運転手とされる男だった可能性があるとの見方を示している。

 地元紙バンガルディア(La Vanguardia)によると、警察は事件を計画した組織への関与が疑われる4人の行方を追っている。

■より大規模な攻撃計画

 事件の捜査は複雑かつ急速に進行している。警察は18日午後、容疑者らがさらに大規模な計画を立てていたとみられると発表した。

 カタルーニャ自治州の警察当局によると、容疑者らは「バルセロナで1度または複数の攻撃を計画していたが、アルカナル(Alcanar)での爆発によりさらに大規模な攻撃を実行するために必要な材料がなくなり、この計画は阻止された」という。

 この爆発は、バルセロナの南約200キロに位置するアルカナルの民家で16日夜に発生したもの。警察によるとこの爆発で1人が死亡した。

 この爆発は当初、偶発的なガス爆発とみられていたが、後にバルセロナの襲撃事件と関連がある疑いが浮上。警察は、民家の住民が爆発装置を準備していた最中に起きた事故が爆発の原因だったとみている。容疑者らはその後すぐ、「より初歩的な」攻撃の実行へと計画を変更したとみられている。
【翻訳編集】AFPBB News