この画像突き付けられて

「今売り出し中の韓流ダンスユニットだよ」

 つっても絶対誰も気が付かないハムニダ。目が痛いヘヨ。

 

 バンドでもアイドルでもスナック菓子でも、売れるコンテンツには一つ共通点があってそれは

「誰に買ってもらいたいかが明確」

だということ。もしもポテチのパッケージがTERRACE HOUSEみたいな字体だったらきっと主婦層は手に取りませんよね。

 その観点から今のミセスグリーンアップルを鑑みるとどうでしょう。焼酎のパッケージをスタバみたいなデザインにしてるような意味不明さ。意図不明さ。無軌道な怖さ。ボーカルが手に持ってるコップに「火」って書いてあるのめっちゃ怖くないッスか。水だろ。

 去年爆売れしたときはこういう。WAREでフォロワー700人くらいの人的な感じのルックスに、ポジティブの訪問販売みたいな音楽性が噛み合って、根明な中高生たちにウケたんですけど。

 

 なんでこういう夢希望系ミュージシャンって一回SEKAI NO OWARI化するんですか。なんでかシルバニアファミリー、あるいはサンリオピューロランドみたいな舞台で廃墟に佇む一人きりの金髪の少女に希望を与えたがるんですか。

 なんか、ここからおかしくなったと思う。メジャーミュージシャンは本当に一回SEKAI NO OWARIを目指すのやめな。ちゃんと会社サイドが止めろ。

 

 ライブの様子。

 ライブを見るときに客層に注目すると「これはどの層にウケてるんだ」が明確にわかって面白いんですけど、すごい。なんか、客層に特徴が全くねえ。

 強いて言うならクラスに数人いる目立たなくて心優しい女子のグループにいた子(家庭環境が良い)たちをかき集めたみたいな絵図。マジで客が無属性。バンドなのにこれだけ黒髪ボブ、あのギャ、服飾学生みたいなのが全くいない会場、そうそうない。

 デビュー当時は激ロック系ディッキーズ女子みたいなのもファンにいたと思うんですよね。完全にSEKAI NO OWARIフィルターで濾過されましたね。すごい。最近の若者の「あ、これ私向けのコンテンツじゃねえな」を判断する嗅覚すごい。

 

 そんでもって最近。やっぱりミセス大森の表情筋はすごい。サビの頭

「幸せってなんだろう?」

 で突撃すんのがまずすごい。そんなこと真顔で言える状態それこそが幸せってことだよオラ。

 あとギター2本もあるのにメンバー以外が弾いてるシンセとストリングスのアンサンブルがデカすぎてサビでほぼ聴こえなくなってるのもナイス。本気でJPOPになろうとしてる感じ。

 この曲に関してはセカオワ状態から抜け出して、24時間テレビになった感じですかね。そういう場当たり的なハピネス臭がします。

 

 で、アー写を追いかけると急に能力バトルモノの実写化みたいになってるわけじゃないですか。(水使いの女は中盤、主人公への秘めたる想いを吐露して死にます)

 

客が無属性

 話は一旦戻って、客が無属性という話。

 これ客が無属性になったんじゃなくて、度重なる方向の目まぐるしい変化に、無属性以外の奴が聴けなくなっただけなんじゃないかと。

 邦楽ロックの新形態!といった面持ちで始まったキャリアから、セカオワ化して、24時間テレビ化して、UVER WORLDみたいなアー写になって、最終的に韓流アイドルになって。結局邦ロックファンもセカオワファンもそれら以外も、明確に属性のある人たちには聴けないグループになったなと。

 冒頭の話に帰結するなら「聴いてほしい客層が明確化されていない」ということ。和風個室イタリアンバル居酒屋みたいな状態。

 とにかく、今のミセスグリーンアップルは誰に聴いてほしい音楽なのか俺にはてんでわかりません。それは音楽としては間違っていないですけど、商売としては大間違いだと思います。

 彼らはここからどこへ行くというんでしょうか。俺にはてんでわかりません。わかる人、教えてください。

 それでは。また。

Copyright © 2017 BASEMENT-TIMES All Rights Reserved.