@AUTOCAR

写真拡大 (全8枚)

911ターボS「エクスクルーシブ」シリーズ用オプション

ポルシェAGは、自動車メーカーとして世界初のブレイデッドカーボンファイバー製軽量ホイールを提供開始する。

このホイールは、ポルシェ911ターボSエクスクルーシブシリーズのオプションとして用意されるものだ。


写真を見てわかるように、クリアラッカーの保護層下には、ブラックが特徴的なハイテク素材のカーボンを確認できる。

何が違う? ブレイデッドカーボンホイール

標準のアロイホイールより約8.5kg軽量(20%軽量化に相当)であるうえ、強度が20%アップしている。

・ばね下重量の低減:ロードホールディング性能改善
・回転質量の低減:加速とブレーキングがシャープに

この結果、ドライビングダイナミクスとドライビングプレジャーをともに向上できるのが、アピールポイントだ。

複雑な製造工程 自動車メーカー初

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のホイールは、基本的に2つのコンポーネントで構成される。

・ホイールセンターはカーボンファイバーファブリック製で、製造にあたっては200以上のコンポーネントを切り出し、組み立てる作業が行われる。


・ブレイデッドカーボンファイバー製のリムベースは、現在世界一の大きさを誇る、9m径のカーボンファイバーを網組む(ブレイディング)専用マシンによって製造。その後、ホイールセンターがリムベースに編み込まれ、組み立てられたホイールは樹脂を含浸して高圧高温で硬化準備処理を施す。そうして完成したホイールは、高温で硬化された後、長時間かけて冷却処理される。


ポルシェは、世界の自動車業界に先駆けて、複雑なこのテクノロジーを初採用した。ブレイディングテクノロジーは、カーボンファイバーファブリックをプレ含浸させる従来の製造方法を上回るメリットをもたらすという。というのも、この製造技術によってカーボンの材料構造はさらに密度が高くコンパクトになり、剛性がアップするのだ。

発売は2018年初頭

ポルシェは、2018年の初頭から、新しいカーボンホイール(フロント9Jx20、リア11.5Jx20)が、911ターボSエクスクルーシブシリーズのオプションとして入手可能になるとしている。