生後まもなく捨てられた女児(画像は『Metro 2017年8月16日付「Newborn baby found in thorny bush after being left for dead」(Picture: CEN)』のスクリーンショット)

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生まれてまもなく両親に捨てられた女の赤ちゃんがこのほど発見され、無事に保護された。インドの一部地域では、女児が誕生しても一家に歓迎されないことがあり今回の事件もそうした悲劇の一例だと言われている。英メディア『The Sun』や『Metro』が伝えた。

インド西部のグジャラート州ウーナ市で、イバラの茂みに捨てられて泣いていた赤ちゃんを通行人が発見し、緊急通報した。

すぐに駆けつけた救急車で女児は病院へ搬送されたが、イバラの下に裸で無造作に置き去りにされていたことから肌にはいくつもの棘が刺さっており、医師らはまず慎重に棘を抜き、体を綺麗に洗いミルクを与えたという。「通行人に発見されなければ、女児は生き延びてはいなかったでしょう」と医師は話している。

幸いにもその後、女児の怪我は順調に回復し体調も安定しているようだ。警察では現在、両親が女児を故意に捨てたとみて捜査を進めている。

インドでは貧しい地域の多くは、女児が生まれても歓迎されない。娘を持つ家族は結婚時に高額な持参金を花婿側に支払わなければならず、経済的負担を抱えることになる。一方で息子がいると親が年老いても面倒を見てもらえるという利点があり、女児よりも男児を望む傾向にある。

またこの国には、女児を持つことは“災いのもと”とする地域もある。今回のように嬰児を殺そうとしたり、性選択をして中絶するというケースがあとを絶たず、ユニセフではこれまでにおよそ5千万人の女児や女性が行方不明になったと見積もっている。

このニュースを知った人からは「無垢な赤ちゃんを捨てるなんて残酷でしかない」「インドの文化が悲しすぎる」「この赤ちゃんにはどうか幸せになってほしい」「捨てるぐらいなら産むな!」といった声があがっている。

なお今年4月には、南アフリカのクワズール・ナタール州で25歳女性が第2子を出産するも、両親が認めてくれないだろうと思い男児を土の中に生き埋めにした。この男児は幸いにも2日後に発見、無事に救出・保護されたという。

画像は『Metro 2017年8月16日付「Newborn baby found in thorny bush after being left for dead」(Picture: CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)