17日、複数の中国大手メディアは、日本国内で先日放送されたアニメ「ドラえもん」の1シーンが日本の右翼から非難を浴びていると伝えた。写真はドラえもん。

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2017年8月17日、複数の中国大手メディアは、日本国内で先日放送されたアニメ「ドラえもん」の1シーンが日本の右翼から非難を浴びていると伝えた。

問題のシーンがあったのは、7月28日に放送された「ぞうとおじさん」の話。ドラえもんとのび太がタイムマシンで戦時中の動物園に行き、薬殺寸前のゾウを救出するストーリー。故郷のインドに送り届けてはとの提案を兵隊が「今は戦争中。それどころではない」と突っぱねると、2人は「戦争なら大丈夫、もうすぐ終わるから。日本が負けるの!」と両手を挙げて笑顔を見せる。

記事は「このシーンに過激な者の多くがネット上で『反日だ』『日本への侮辱だ』と罵倒している」と伝えた。記事によると、同作品のアニメ版が作られるのは今回が3回目で、過去2回の同じシーンでは2人は笑顔で「日本は負ける」と言うだけで、今回のように両手を挙げて大喜びしなかったという指摘もあるようだ。

中国のネットユーザーからは「ドラえもんへの敬服の気持ちが沸いた」「さらに好きになった」「ファンとしてこの話は小さいころから知っていた。ドラえもんを通じて日本にも戦争に反対する平和主義者がいることを知ったよ」など、同作への称賛がコメントが並んだ。

その一方で、「政治や社会問題に踏み込む点も、日本のアニメが優れている理由なのだろうか」「日本の放送局は肝っ玉が大きいなあ」「(日本は)異なる意見を認める国なんだよ」など、日本の言論や表現の自由という観点からの感想も見られた。(翻訳・編集/川尻)