一堂零をはじめとする5人の“奇面組”を中心に、「一応高校」の生徒や教師たちがドタバタ劇を繰り広げる『ハイスクール! 奇面組』。冷越豪(レッツゴー)に、出瀬潔(出席よし)、河川唯(かわゆい)など、キャラクターの名前も個性豊かで魅力的だ。

「ダジャレが好きなもんで。いままで全キャラクターをダジャレにしたマンガを見たことがなかったから、いっそのことやってしまえと。個人的には『3年奇面組』 から登場した“番組”(番長集団)の中須藤臣也(泣かすど〜おみゃあ)は上出来だった」と、新沢基栄氏(59)は振り返る。

 さらに、特徴的な二頭身と六頭身キャラの描き分けも解説してくれた。

「コマに収めるために、だんだんと頭身が縮んでいった結果なのですが、『ハイスクール!』からは少し意識して描いていたかもしれませんね」

 コメディにとって必要不可欠なツッコミでも、画期的な発明が。

「『奇面組』では、ハンマーでツッコむシーンが何回も登場するんですけど、『シティーハンター』の100tハンマーは、ボクの真似ですよ(笑)」

 2017年6月には、同作が舞台化。なだぎ武やもう中学生などが華を添えた。何度もリバイバルされるのも伝説の作品たる所以だ。

『ハイスクール! 奇面組』
(週刊少年ジャンプ 1982年〜1987年)

しんざわもとえい
1958年新潟県生まれ 1980年に『3年奇面組』でデビュー。続編の『ハイスクール! 奇面組』はアニメ化されて大ヒット。ほかの作品に『ボクはしたたか君』などがある
(週刊FLASH 2017年7月25日号)