アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルをレポート。今回は、キャンプ・シーズンにぴったりのアイテム、ハンモックについてお届けします。日本でも、室内でハンモックをつって、おしゃれなくつろぎ空間にするのが大はやり。はたして、アウトドアの本場、アメリカでの様子は?


シアトルはアウトドア・アクティビティーがとっても盛ん

森と湖に囲まれたシアトル。日本ではカフェラテでおなじみ、マウントレーニアの山も望めます。そんな環境であることから、シアトルの人々にとって、アウトドア・アクティビティーは日常的な存在。ちなみにアメリカではアール・イー・アイ、日本ではレイと呼ばれる「REI」は全米最大規模のアウトドア用品ブランドで、この本社があるのもシアトル。同じくエディ・バウアー、カブーなども、じつはシアトル発のアウトドア用品ブランドなんです。

そして今、トレンドとなっているアウトドア用品のひとつが、ハンモック。かつてのイメージは、「網の目のように編まれたハンモックが水辺の木などに優雅にかかっている」といったものでした。現在、そのタイプもインテリアの一部として、あるいはリゾートで健在ではありますが、シアトルではアウトドア・ギアとしてのハンモックが人気となっています。キャンプやハイキングにハンモックが大活躍


私もハンモックを買ってみました。お店に足を運んで、まず、その種類の多さにびっくり! 従来の形のハンモックに加え、円いお椀のような形状もあり、中には屋根つき、全体を覆うカバーつきなどもあります。そう、雨が降っても、夜にそこで眠ってもOKという、寝袋兼テントの役割も担っているようです。

そうした高機能で高価なものもありますが、まずはお試しということで2、3千円の手ごろなハンモックを購入。コンパクトにたたまれて袋に入っています。こういうポータブルな点も、アウトドア・ハンモックの特徴。リュックひとつで歩く、ハイキングや登山を伴うキャンプでも荷物になりません。ハンモックを日常使いするシアトル人


早速、キャンプにハンモックを持っていくと、まず息子が大喜び。ブランコのようにゆらゆらさせて遊んだり、ごろごろと横になってみたり。親子で肌を密着させながら一緒にハンモックの中でまどろむ時間もあり、まさに絶好のスキンシップに。

大人でも、これが楽しいんです! 屋外にいながらひとりの空間を確保でき、読書をしたり、星空を見上げたりと、のんびりできます。ハンモックのような形状のものに包まれながら、ゆったりとした振動を受けると、子宮にいる状態に近いらしく、セラピーのような効果があると専門家から聞いたことがあります。実際、子ども向けセラピー施設でもハンモックのような遊具が使われることがあるそう。

ハンモックに入っていないときには、臨時の荷物置き場としても重宝しました。木と木の間に付属のロープを結んで固定するだけなので、設置も簡単。これから、わが家のキャンプの必需品となりそうです。

でも、キャンプ以外でも使おうと思えば使えるんですよね。近所の公園やビーチに行くと、木陰にハンモックをつるして、昼寝や読書を楽しむシアトルの人々をよく見かけます。わが家は無理ですが、立派な木々があれば、自宅の庭でもハンモック・ライフを堪能できます。いらないときはたたんでしまえるので、場所も取りません。

カジュアルなアウトドア・ハンモックだからこその日常使い。皆さんもこの夏、体験してみては!【Norikoさん】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『アメリカ西海岸ママ〜日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産〜』(海外書き人クラブ刊)