リチャード・ハモンドの事故で、ヒルクライムの主催者に5,000ドルの罰金命令
今年6月、Amazonプライム・ビデオの人気自動車番組『グランド・ツアー』で司会を務めるリチャード・ハモンドが、ヒルクライムのカーブで「リマック コンセプト_ワン」のコントロールを失って起きた事故に対し、スイス・ヒルクライムの主催者に罰金およびライセンス停止令が下された。罰金の5,000ドル(約55万円)という金額は、黒焦げになった電動ハイパーカーの損失100万ドル(約1.1億円)に比べれば微々たるものではあるが。
この事故で、ハモンドの運転するリマックは山道を外れると家屋をかろうじて避けながら急な丘を転げ落ち、逆さになった状態で停止、炎上した。ハモンドは大破したクルマから這い出たものの膝を骨折している。

ハモンドは、このスイス・ヒルクライム選手権に参加していた訳ではない。彼と『グランド・ツアー』の共同司会者たちは、そこで番組の撮影を行っていたのだ。ジェレミー・クラークソンはランボルギーニ「アヴェンタドール S」、ジェームズ・メイは、ホンダ「NSX」を運転していた。クラークソンは、ハモンドのリマックの事故について「これまで一度も見たことのない転落事故であり、最も恐ろしいものだった」と、ツイートしている。



このとき撮影された動画(文末に掲載)では、ヘンブルグ・ヒルクライムでハモンドがスピードを出し過ぎたままカーブに進入してしまい、単純にコントロールを失った様子が見てとれる。彼は後にビデオ・インタビューの中で、このクラッシュについて自身の見解を述べている。罰金を科すスイスのスポーツ協会、オートスポーツ・シュヴァイツは、この事故がFIAの規範に違反していると語っている。それが具体的に何を意味するのかはよく分からないが、FIAは6月、事故が発生した直後から、主にコース設定が妥当であったかどうかについて調査を開始している。

「この事故により、モータースポーツ全般、特に山岳地帯でのレースの評判が損なわれており、FIAは(我々からの)意見を求めざるを得なくなった」と、オートスポーツ・シュヴァイツは当時の声明で述べている。

罰金に加えて、ヒルクライムのディレクターおよび3人のスチュワードに6ヶ月間のライセンス停止令が科せられた。モータースポーツ情報サイト「Motorsport.com」では、この大会の未来が危うくなっていると書いている。おそらく、10月に『グランド・ツアー』シーズン2の配信が始まれば、クラッシュの状況についてより詳しく知ることができるだろう。



By Greg Rasa
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【ギャラリー】Rimac Automobili Concept_One35



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