米Amazonが音声AIアシスタントAlexaのサードパーティー製品への組み込みを容易にする開発キット、Alexa Voice Service(AVS) Device SDKをオープンソースで無料公開しました。

AVS自体は以前から無料で公開されており、これを利用することで誰でも自分のアプリや製品にAlexaの機能を組み込むことが可能でしたが、今回公開されたAVS Device SDKでは、AVSの組み込みをより簡単に行うためのC++ベースのライブラリ群が提供されます。

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Amazonによると、AVS Device SDKはこれまで招待制のプレビューが行われており、50社以上のデバイスメーカーと協力してきたとのこと。Linux(またはmacOS)、Raspberry Pi上で動作するサンプルプログラムも公開されており、すぐに試すことが可能です。


AmazonはAlexaの普及のため、これまでも様々は取り組みや情報公開を行っています。4月にはAlexaが利用している深層学習技術Amazon Lexを一般公開したほか、Amazon Echoが搭載する7つのマイクを使った音響設計技術Amazon Alexa 7-Mic Far-Field Dev Kitをデバイスメーカー向けに公開していました。また、つい先日には、Alexaが利用する人気の高いスキルの開発者に報奨金支払うことも発表しています。

これらの成果もあってか、Alexaを搭載する製品は順調に増えており、家電やスマートスピーカーのみならず、スマートフォンではHUAWEI Mate 9やHTC U11がAlexaに対応。Bionik Laboratoriesの障害者向け外骨格にもAlexaが搭載されるなど応用範囲が広がっています。米国版HTC U11がAlexaに対応、「Alexa」の呼びかけで利用できる初めてのスマートフォンに米国版HUAWEI Mate 9がAlexaに対応、出荷時からAlexaに対応する初のスマートフォンに障害者を補助する外骨格に「Alexa」統合、 音声コマンドで操作可能に。米ロボット企業が開発サードパーティーだけでなく、Amazon自身も積極的に搭載デバイスを増やしています。ファッションチェックをしてくれるEcho Lookや、ビデオ通話が可能なEcho Show、音声でのショッピングに対応したDash Wandなど矢継ぎ早にリリースしているほか、AmazonのFireタブレットやFire TVシリーズは基本的にAlexaに対応しています。友達よりも信用できる? Amazon、カメラ搭載のEcho Look発表。写真を比較し機械がファッションチェック速報:アマゾンEcho Show発表。画面がついて本気を出したAlexa会話操作コンピュータ米アマゾン、実質無料なAlexa対応注文デバイスDash Wand発売。スキャンや声で買い物ができるそのAlexaは残念ながらいまだに日本語には非対応。LINEのスマートスピーカーWaveの先行体験版がまもなくリリースされるほか、Googleアシスタントが使えるGoogle Homeも今夏発売予定となっていますが、やはりAlexaの日本語対応、日本上陸を期待したいところです。