牛の強い風味を迎え撃つは、猛々しく暴れる辛味と香味の軍団。頭皮から心地よい汗が噴き出す真夏のパワーサプライだ。頬張れば「刺激的で、危ない」男になれること必至。

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華やかな牛のしょうが焼きは、週末の自宅パーティー仕様だ。花椒と赤唐辛子で痺れた舌を冷ますのはキンキンに冷えたビール。古い友人たちとの語らいで疲れを癒やす、非日常の一皿に仕上げたい。

■ピリッと刺激的「牛のしょうが焼き」のつくり方

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▼材料(2人分)
牛切り落とし肉 250g/醤油、味醂 各大さじ1/酒 大さじ3/花椒 大さじ1/にんにく(みじん切り) 2分の1片/生姜 2片/赤唐辛子(生)1本 ※なければ乾燥のものでも可/わけぎ 1本/香菜 1株/粉唐辛子(中挽き) 大さじ1/塩、黒胡椒(粗挽き)各少々/サラダ油 大さじ2

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▼つくり方

1. 肉に下味をつける
ボウルに下味の材料を入れて混ぜ合わせる。牛肉を加えて軽くもみ込み、10分ほど置いて味をなじませる。
「しっとり仕上げるため、脂身のある切り落としを選んでくださいね。下味のときにキュッキュッともみ込むことで、牛肉独特の臭みも抑えてくれます」(コウ ケンテツ氏)

2. 花椒をから煎りする
フライパンに花椒を入れて中火にかけ、から煎りする。ほんのり香りが立ち始めたら、色づく前に取り出す。
「から煎りすることでさらに香りが引き立ち、辛味と痺れ感も倍増。このひと手間は、省かないでください」(コウ ケンテツ氏)

3. 唐辛子と香味野菜を切る
生姜はマッチ棒サイズの細切り、赤唐辛子は3mm幅の斜め切り、わけぎは長さ3〜4cmのザク切りにする。香菜は長さ2〜3cmに切り、茎と葉の部分に分ける。
「辛味(生姜と唐辛子) と香り(わけぎと香菜) を加えることで、牛肉の個性がより際立ちます。生の赤唐辛子が手に入らなかったら、乾燥のものでもOK」(コウ ケンテツ氏)

4. 肉を焼く
フライパンにサラダ油を中火で熱し、にんにくを炒める。泡が出て、香りが立ったら牛肉を加えてサッと焼く。肉の色が変わったら、生姜、赤唐辛子、花椒、わけぎを加えて混ぜ合わせる。
「切り落としは、肉が薄いので火の通りが早い。焼きすぎないよう、気を抜かずに!」(コウ ケンテツ氏)

5. 仕上げる
味をみて塩、黒胡椒で調え、粉唐辛子をふって火を止める。香菜の茎の部分を混ぜ合わせて皿に盛り、仕上げにたっぷり香菜の葉をのせる。
「辛味と痺れに爽快さをプラス。生姜との相性もいいので香菜好きなら 盛大に!」(コウ ケンテツ氏)

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コウ ケンテツ
料理研究家。韓国料理を中心としたオリジナルレシピが人気。「しょうが焼きが好きすぎて、レシピは無限。今回は、絶対失敗しないレシピを考案しました。ぜひお試しを!」。
 

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(編集者/ライター 稲田 豊史 文・稲田豊史 撮影・宗田育子 教える人・ 料理研究家 コウ ケンテツ)