モデルに訴えられたムガベ大統領夫人(画像は『ABC 2017年8月17日付「Grace Mugabe seeks diplomatic immunity in South Africa after model accuses her of assault」(AP: Tsvangirayi Mukwazhi)』のスクリーンショット)

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ジンバブエのロバート・ムガベ大統領夫人が、南アフリカの若い女性モデルに暴力をふるったとして大きな波紋を呼んでいる。トランプ大統領の手を払いのけるメラニア夫人も恐妻のようだが、グレース・ムガベ大統領夫人(52)はそれをはるかに上回るようだ。

南アフリカのメディア『News24』によると、モデルであるガブリエラ・エンゲルスさん(20)は8月13日夜、ムガベ大統領の息子2人に会うためにヨハネスブルグ・サントンのホテルへ友人とともにやってきた。2日前に友達を通じて知り合ったのだが、彼らのホテルの部屋にはボディガードが立ちはだかり、2人は別室で待つよう指示された。

そこへ登場したのがグレース・ムガベ夫人だった。夫人は部屋に入ってくるといきなりガブリエラさんを延長コードで殴りつけ、時には蹴り、罵声を浴びせ、髪を引っ張るなどの暴行を働いたという。周りいたボディガード10人は、彼女を助けることなくただ立って見ていただけだったようだ。

その後、ガブリエラさんは這いつくばって部屋から脱出、従業員らにエスコートされてホテルを出た。体中から流血しており、額を14針も縫う重傷を負ったという。

事件当時のムガベ夫人は、負傷した足の検査などのため南アフリカに滞在していた。以前から20代の息子らがパーティ三昧の日々を送っていることに頭を痛めていたとも言われている。

ガブリエラさんは「殴られた時はあの女が誰だか分かりませんでした。いきなり殴られて頭が真っ白になって。後でムガベ夫人だと分かりましたが、彼女は私のことを息子と一緒に暮らしていると思い込んでいたようです。額の傷はモデルとして致命傷です」と怒りが収まらないようだ。

サントン警察は「夫人は8月15日の午前10時に署に出頭する予定であったが現れなかった。後に弁護士とジンバブエ政府関係者が、当局に“外交官特権による免罪の処置”を求めてきた」と発表している。しかしジンバブエの情報機関は、夫人がプライベートで南アフリカを訪問していることを明かしており、今後の捜査の行方が注目されるところだ。

現在ムガベ夫人の足取りは掴めていないが、『News24』は「16日午後の時点では、まだ南アフリカ国内に滞在しているもよう」と伝えている。

長期独裁を敷くムガベ大統領も93歳と高齢で、国内では独裁を終わらせる動きが活発化しており悩みの種は尽きないようだ。

画像は『ABC 2017年8月17日付「Grace Mugabe seeks diplomatic immunity in South Africa after model accuses her of assault」(AP: Tsvangirayi Mukwazhi)』『News24 2017年8月14日付「Grace Mugabe ‘assaulted’ me with an extension cord, model, 20, claims」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)