16-17NBAファイナル第5戦、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズ。チームの得点を喜ぶゴールデンステイト・ウォリアーズのケビン・デュラント(2017年6月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米プロバスケットボール協会(NBA)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のスター選手、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が17日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が人種問題をめぐる国内の対立を助長させていると非難し、ホワイトハウスに招待されても訪問をボイコットすると表明した。

 2017年のNBAファイナルで最優秀選手(MVP)に選出されたデュラントは、米スポーツ専門チャンネルESPNのインタビューで、同国のスポーツ界で慣例行事となっている首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)への表敬訪問について、抗議の意味を込めて参加しない意向を示した。

 デュラントは自身の地元メリーランド(Maryland)州シート・プレザント(Seat Pleasant)で行われた番組のイベントで、「いいや、行くつもりはない。自分は現政権を執っている人物をリスペクトしていない。彼の意見には賛成できないから、行かないことで自分の意見を主張するつもりだ」と語った。

 この決断はあくまでも個人的な選択であることを強調しながらも、デュラントはウォリアーズが招待された場合、多くの選手が自分と行動を共にするだろうとつけ加え、「これは自分の個人の決断だ。だけど自分が良く知っている連中なら同じ意見だと思う」とコメントした。

 ウォリアーズではスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)がトランプ大統領に対して批判の声を上げている中、ステフェン・カリー(Stephen Curry)もすでに表敬訪問に出席しないと話している。

 先週バージニア(Virginia)州シャーロッツビル(Charlottesville)でネオナチ(Neo-Nazi)や白人至上主義者と、その反対派による暴動事件が発生し、それに関してトランプ大統領が行った発言が激しい批判を浴びている中、デュラントは今回の決断を表明した。

 米国の人種問題については、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に所属していたQBコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)をはじめ、NBAではレブロン・ジェームズ(LeBron James)らから声が上がっており、デュラントはこうしたアスリートたちを称賛した。

「現在この国で起こっている出来事について、昨年から自分の意見を主張しているコリン・キャパニック、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)、CP3(クリス・ポール〈Chris Paul〉)、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)に対し、自分は一人のアスリートとして称賛する」

「前に進むためには、もっとたくさんのアスリートや影響力を持つ人間が、立ち上がって声を上げていく必要がある。たくさんのアスリートが団結して大勢の子どもたちを明るい方向へ導いていることや、この国でたくさんの人々が自分たちに賛同してくれているのは素晴らしいことだ」

「これは自分たちやスポーツ界にとって大きな影響力となる。なぜなら、これから自分たちがリーダーになれるからだ。NBAの兄弟たちやスポーツ界で声が上がっているのは、とてもうれしいことだ」
【翻訳編集】AFPBB News