新戦力躍動のミラン、指揮官がELでの大勝に満足「将来有望、日々進化している」

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 17日に行われたヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ・ファーストレグでシュケンディヤ(マケドニア)に6−0と大勝したミラン。試合後、ヴィチェンツォ・モンテッラ監督が勝利を喜び、チーム状況に満足感を示した。イギリスのサッカー誌『FourFourTwo』電子版が伝えている。

 ミランは今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行。この日の試合でも新加入のイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチやポルトガル代表FWアンドレ・シルヴァ、イタリア代表FWファビオ・ボリーニが先発出場を果たした。

 するとその新戦力が見事起用に応える。A・シルヴァが前半に2点を挙げると、ボリーニも後半にゴール。新戦力の活躍もあり、6−0で大勝を収め、プレーオフ突破をほぼ確実なものとした。

 試合後、モンテッラ監督は「多くの選手が加入し、全く新しいチームになったと言っても過言ではなかったから、はっきり言ってここまでの準備は大変だった」と苦労があったことを認めながらも「選手たちが本当に頑張ってくれた。満足している」と喜びを噛み締めた。

「セリエAではより戦術的で難しい試合になる。大事なのは20日の(開幕戦)クロトーネ戦だ」と気を引き締めた一方で「このチームは進化している。まだ始動したばかりだが、将来有望なチームだと思う」と自信たっぷりにコメント。

「でもセカンドレグも決して油断することなく戦いたい。全ての試合は一歩ずつ進歩していくためにあるのだから」と更なる進化を誓った。

 一方でこの試合では、イタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラが88分に負傷するアクシデントも。指揮官は「大腿部に痛みを感じたようだ。そこまでひどい状況ではないと祈っている」と明かしたが、開幕戦での出場は微妙な状況となっている。