杉田祐一【写真:Getty Images】

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W&Sオープン3回戦、ハチャノフ撃破で初の8強「自分でも驚いている」

 テニス男子シングルス世界ランキング46位の杉田祐一(三菱電機)は、ウェスタン&サザン・オープン3回戦で同32位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-1で逆転勝利。自身初となるマスターズ1000大会での準々決勝進出を果たした。日本男子テニス界の期待を背負う28歳は、右手首の負傷で今季絶望となった錦織圭(日清食品)について、「彼のために戦わなければいけない」と胸中を明かした。

 ハチャノフ戦は第1セットからタイブレークに突入する激闘となったが、第2セットを6-3で奪い返すと、第3セットも第1ゲームでブレークに成功。正確なサーブとリターンでリズムを掴み、初対戦の難敵を2-1と鮮やかな逆転劇で下した。

 杉田にとって自身初となるマスターズ1000大会でのベスト8入り。ATPツアー公式中継サイト「テニスTV」のインタビューで、「自分でも驚いている」としながらも、「初めての準々決勝進出を果たすことができたのは素晴らしい結果ですが、まだまだここからだと思っています」と語った。

今季絶望となった錦織への想い、「彼のために戦わなければいけない」

 さらに、右手首の負傷で今季の残り試合の全休を決断したエース錦織について問われると、杉田は心に秘めた熱い想いを口にした。

「彼のために戦わなければいけない。今は良いプレーも出てきているし、楽しめている。だから、本当の意味でトライして、向上していきたい。彼が復帰した時のためにも、今は自分がテニスで日本を盛り上げなければならないと思っています」

 錦織のために、そして日本テニス界のために--。錦織が不在の今、杉田が“日本のエース”だと表していいだろう。今年6月のアンタルヤ・オープンで自身ツアー初優勝を飾り、自信と中心選手としての自覚を深めた杉田にとっても、ベスト8進出はあくまで通過点に過ぎない。準々決勝で世界ランキング11位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を破り、さらなる高みを目指す。