夏の暑い日。つい畳の上でうたた寝をして、目を覚ます。

締め切った障子に、庭の木々を通した木漏れ日が映っている。強い日差しが障子をきっぱりと白く見せ、優しく揺れる木々にあわせて、ひらひらと光も揺れる。

こもれびうちわ」は、そんな障子に映った木の陰をモチーフにして作られたもの。

一見、シンプルな普通の白いうちわに見えますが、光にかざすと木の葉シルエットが浮かび上がる。ノスタルジックな風景が込められているんです。

女神から伝えられた
「越前和紙」

「こもれびうちわ」に使われている越前和紙は、1,500年前にその起源が遡るといいます。現在の福井県の岡太川の上流に現れた美しい女神「川上御前」によって紙漉きの技術が伝えられたという伝説が残っており、現在も和紙の王様としてさまざまな場面で利用されています。

幻想的な起源、長い歴史、そして今も受け継がれ続ける伝統によって作られる越前和紙を使用した「こもれびうちわ」は、夏の暑さを和らげながらも、日本の奥深い文化を伝えてくれるもの。

「こもれびうちわ」に使われる和紙は三層に重ねられ、木漏れ日の透かし模様に仕上げられています。全てが手作業で行われるため、同じ模様はひとつもありません。

つまり、光にかざしたときにだけ模様があらわれるという控えめで美しい芸術は、熟練の職人芸によって初めて成立するもの。

また、うちわの骨組みも、京都の「京うちわ」の職人が一つひとつ手仕事で組み立てています。

外国にはない言葉
「こもれび」

都会の喧噪の中で、忘れてしまいがちな自然の光。「木漏れ日」という言葉は、外国には存在しない日本独自のものとも言われます。

「こもれびうちわ」は、ひとつ4,860円。

風情ある日本の夏を楽しむアイテムとして、大切な人への贈り物にも。

Licensed material used with permission by KOTOKO HIRATA