ムグルッサが準々決勝へ、バルセロナのテロを心配する [ウェスタン&サザン・オープン]

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 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/8月14〜20日/賞金総額283万6904ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、ウィンブルドン優勝者で第4シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が、第3セットでの雨による長い遅延を克服し、3つのマッチポイントをしのいだ末に準々決勝に進出した。

 ムグルッサは第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を6-4 3-6 7-6(3)で下し、成功に満ちた夏の疾走を延長させた。ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を倒してウィンブルドン優勝を果たして以来、彼女はここ3大会で必ず準々決勝には進んでいる。

 激しい嵐が会場のある地区を通り、2時間近い待機を強いたとき、第3セットは2-2とイーブンになったところだった。プレーが再開されたあと、キーズは6-5とリードし、自分のサービスゲームで40-15と王手をかけたが、そこから数本のショットをネットに打ち込んでしまう。彼女は、ムグルッサが勝負をタイブレークにもち込み、そこで優勢に立つ前に、もう一本、マッチポイントを浪費してしまった。

 バルセロナ近郊で育ったムグルッサは、雨による待機の間に、ランブラス通りで起きたテロ攻撃のことを耳にした。彼女は家族や親戚、友人などが無事かを確かめるため、彼らと連絡をとったという。

「(テロが起きた)その場所には何度も行ったことがある。あそこは私の庭のような場所なの」とムグルッサは言った。「だから本当にショックだわ」。

 キーズは試合を終わらせるための最後のショットを、どうしても決めることができなかった。

「言うまでもなく、まったくうれしくないアンフォーストエラーをおかしてしまった。でも彼女のプレーの調子がよかったので、思いきって攻めなければいけない、と感じていたの」とキーズは言った。

 一方、前年度覇者のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)とラファエル・ナダルの男女の第1シードの試合は、雨のために遅れることになった。プリスコバの対戦相手はカミラ・ジョルジ(イタリア)だ。

 嵐に先立ち、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第15シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を6-4 6-3で下し、準々決勝に一番乗りした。彼女はここ2試合の双方でストレート勝ちしているが、この日の試合はスコアが見せるほど簡単なものではなかった、と主張した。

「私は自分のベスト・テニスをプレーしてはいない。でも自分がいいプレーをしていないときに勝つ、というのは私にとってプラスだわ」とハレプは言った。「そのことについて本当にうれしく思っている」。

 世界2位にハレプにとって、今大会で最低でも準々決勝に進出するのは5度目のことだ。彼女は2015年大会の決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れたものの、準優勝を果たしていた。

 そのほかの試合では、第6シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が予選勝者のアシュリー・バーティ(オーストラリア)を6-4 6-2で、第7シードのジョハナ・コンタ(イギリス)が第11シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-3 6-4で、第8シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)がカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)を6-2 6-4でそれぞれ倒し、ベスト8入りした。

 準々決勝で、ウォズニアッキはプリスコバとジョルジの試合の勝者と、クズネツォワとムグルッサ、コンタとハレプが対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」の女子シングルスで準々決勝に進んだガルビネ・ムグルッサ(スペイン)(写真◎Getty Images)
Photo: MASON, OH - AUGUST 17: Garbine Muguruza of Spain celebrates match point after defeating Madison Keys during Day 6 of the Western and Southern Open at the Linder Family Tennis Center on August 17, 2017 in Mason, Ohio. (Photo by Rob Carr/Getty Images)