今から2年ほど前、日本に団体でやって来た中国人観光客たちはこぞって温水洗浄便座を買って帰っていった。消費習慣の未成熟さが引き起こした狂騒曲は、やがてこの時代を象徴する笑い話になるかもしれない。中国メディア・今日頭条は13日、「かつて日本の便座を買った人は今、後悔しているだろうか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 今から2年ほど前、日本に団体でやって来た中国人観光客たちはこぞって温水洗浄便座を買って帰っていった。消費習慣の未成熟さが引き起こした狂騒曲は、やがてこの時代を象徴する笑い話になるかもしれない。中国メディア・今日頭条は13日、「かつて日本の便座を買った人は今、後悔しているだろうか」とする記事を掲載した。

 記事は「2年ほど前に中国人観光客が日本で便座を買うというニュースを見て、正直驚いた。ゴールドや不動産なら値上がりの期待できる投資商品として理解できるが、便座にはそんな価値はない。そして、粉ミルクほど健康や安全上の必需品とも言えない。まさか日本の便座に座るとお尻が真っ白のつやつやになるわけではあるまい」とした。

 また、温水洗浄便座は冷蔵庫などのようにコンセントにつなげば使えるというものではなく、便器にちゃんと取り付ける必要があること、日本で買ったものゆえに問題が発生しても現地では修理が難しいこと、そして日本で売られていた便座が実は中国で生産されていたことを指摘。「中国人のショッピングに対する態度が可笑しいことがうかがえる」とした。

 さらに、安易な気持ちで温水洗浄便座を買った中国人観光客が直面したであろう問題点についても言及。便器の形状や構造、寸法が異なれば取り付けようがないこと、電圧が異なるために変圧器が必要だが、水気のあるトイレでの変圧器の使用は危険であること、温水洗浄機能を生かすためには水の配管も必要になり、自分でやろうとすると非常に面倒であることを挙げた。

 記事は最後に「確かに今はネットショッピングという便利なものがあり、全世界の商品が手に入る。でも、国が規制をかけていない一般的な小売商品をくたびれるまで買い漁る必要がどこにあるのだろうか」と疑問を提起している。あの熱狂的な便座ブームからはや2年。日本から買って帰った中国の人たちのうちどれほどが、今もなお温水洗浄便座を愛用しているか、知りたいものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)