15日、夏休みを迎え人々でにぎわう韓国最大の空港・仁川空港で、清掃員らが仕事に追われる様子を韓国日報などが伝えた。写真は仁川国際空港。

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2017年8月15日、夏休みを迎え人々でにぎわう韓国最大の空港・仁川(インチョン)空港で、清掃員らが仕事に追われる様子を韓国日報などが伝えた。

仁川空港公社によると、先月30日の仁川空港の出国・入国客は歴代最多の20万4554人(昨年の1日平均利用客は15万7829人)を記録した。運航便数も同日1日で1103便と開港以来最も多くなり、シーズンが終わる今月20日までに、今年の夏は約130万人が利用するとみられている。

空港をきれいにする清掃員は大忙しだ。3階出国ロビー西を3交代で担当している清掃員のAさん(56)は、「担当区域を30分回るだけで(ドリンクの飲み残しを回収するための)20リットルのプラスチック容器2個がいっぱいになる」と話す。また別の清掃員は、「利用客が多く、化粧室や喫煙室などをきれいに維持するのにも力が2倍かかる」と話した。

清掃員を悩ませているのはごみだけではない。空港の利用についてなど専門外のことを聞く客も多く、返事をできないでいると、「そんなことも分からないのか」と怒って行ってしまう人もいるそうだ。

また、手荷物検査などを担当する保安要員も、この時期は息をつく間もないほど忙しいという。海外旅行を前に浮き足立つ利用客と、規則を厳格に守ろうとする職員との間で衝突が起こることも少なくない。機内に持ち込めない物品を見つけ指摘すると、「海外の空港ではこうじゃなかった」「厳しくし過ぎだ」と怒り出し、その場に液体をまき散らす客もいる。

仁川空港では来年にも第2旅客ターミナルのオープンが予定され、利用客の一定程度の分散が見込まれるが、現場からはそれ以前に人員補充の必要性を提起する声が上がっているという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「恥ずかしい」「韓国の国民はまだまだ市民意識が足りていない」「民主化が行き過ぎると無秩序になる」といった非難コメントが多く寄せられ、「韓国の空港は(昨年)世界で最も美しい空港2位に選ばれたらしいけど、こういう清掃員の方がいるからだと思う。空港は飛行機に乗る所であって、ごみ焼却場ではないということを理解してほしい」と清掃員の苦労をねぎらう声も上がっている。

一方で、「ペンションだって同じ」「休暇シーズンだから仕方ない。オフシーズンは暇になるんだから、その時に休めばいいだろう」「どんな職業にしろ、忙しい時とそうでない時がある」と冷静に指摘するユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)