杉田祐一【写真:Getty Images】

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W&Sオープン3回戦でハチャノフに逆転勝利、マスターズ1000初のベスト8入り

 テニス男子シングルス世界ランキング46位の杉田祐一(三菱電機)はウェスタン&サザン・オープン3回戦で同32位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦し、6-7、6-3、6-3の逆転勝利で自身初となるマスターズ1000大会でのベスト8進出を果たした。次なる対戦相手も「杉田は危険な存在」と警戒心を強めている。

 1回戦で世界ランク16位のジャック・ソック(米国)、2回戦で同54位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)を破った杉田の勢いが止まらない。

 第1セットからいきなりタイブレークに突入する激闘。タイブレークを0-7で落としてしまったが、杉田は慌てなかった。第2セットを6-3で奪い返すと、第3セットも第1ゲームでブレークに成功。リズムをしっかりと掴み、初対戦の難敵を鮮やかな逆転劇で下した。

 ATPツアー公式中継サイト「テニスTV」も公式ツイッターで、「ユウイチ・スギタにとって特別な瞬間。ATPワールドツアー・マスターズ1000で初の準々決勝進出」と速報した。

エースの錦織が今季絶望…日本男子テニス界を引っ張っていく存在に

 続く準々決勝の相手は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)だ。スペイン紙「マルカ」は、世界ランク11位の26歳が、今年6月のアンタルヤ・オープンで自身ツアー初優勝を飾った杉田を警戒していることを伝えている。

「彼は素晴らしいプレーをしている。間違いなくタフな戦いになるだろう。僕は、彼のテニスを過小評価はしていない。マスターズ1000の準々決勝では、どんなことだって起こりうるからね。彼は良いモチベーションでプレーしているし、それが彼をより危険な存在にしている」

 エースの錦織圭(日清食品)が右手首の負傷で今季絶望となり、日本男子テニス界は杉田が引っ張っていかなければならない。それでも、心身ともに充実した今の状態であれば、そんなプレッシャーも力に変えて全力疾走を続けてくれるはずだ。