日常生活で“これ、英語でなんて言うんだっけ?”と思うことはありませんか? すぐに辞書で確認できればいいですが、日本語の中にはうまく英語に訳せない単語がたくさんあります。それは他の言語でも同じで、よく使われる普通の言葉が別の言語には存在しなかったということがあります。
そこで今回は、“何その言葉!? 日本語にはそんな言葉ないよ!”と思わず思ってしまうような、ユニークな“お国言葉”たちを集めてみました。なるほど、いずれも国民性というか、お国柄がよく出ているようなものばかり。言葉って、つくづく奥深くて、興味深いなと思わずにはいられません!

1: 「Kummerspeck」(ドイツ語)

直訳すると“嘆きのベーコン”。意味は“失恋後の食べ過ぎによる体重増加”。日本語には、やけ食いという言葉はありますが、これは失恋という明らかな原因から体重増加という結果まで、一連のプロセスを全て含んでいます。これに相当する英単語はないそうですが、失恋がもたらす負の効果はどこの国の人だって同じ。この単語、日本語にもぜひ採用したい気がしませんか?

2: 「KalsariKannit」(フィンランド語)

意味は“家にいるときひとりで下着姿で(お酒を)飲むこと”。北欧圏の人たちは、短い夏を目いっぱいエンジョイしようという気質なのか、裸や薄着に寛大というイメージがありますが……。そしてこの単語のメインポイントは、

・ 家でひとりであること
・ 下着姿であること

の2点。誰も見ていないし、迷惑もかけないのだから、下着オンリーで思いっきり飲みたいという気持ちがあるのでしょう。こんな単語が成立するあたり、本当に開放的な国民性という気がします。うらやましい!

3: 「Sobremesa」(スペイン語)

直訳的には“テーブル越しに”ですが、意味するのは“食事はとっくに終わっているのに、ずっとその場で会話を楽しみ続ける”ということ。具体的にはあとはワインを飲みながら話し続けるような感じでしょうか。スペインに限らず、ラテン系の人たちは食事の時間が長く、ゆっくり楽しむイメージがあります。食べるだけでなく、一緒にいる相手との会話のひとときもそれ以上に大切、という哲学が感じられます。

4: 「Shemomechama」(グルジア語)

グルジア語とはあまりなじみがないかもしれませんが、この単語はどんな国の人でもきっと思い当たる節があるはず。意味は、ずばり“うっかり全部食べてしまいました”ということ。これをたったひとつの単語で言い表せるなんて、とっても便利だと思いませんか? お腹いっぱいなんだけど、手が止まらずに食べ続けてしまった……なんてこと、ありますよね。誰もがやりがちなことを、しっかり一言でまとめるセンスの良さに脱帽です!

5: 「Natmad」(デンマーク語)

パーティの最後に出される伝統的な食べ物で、これを出されたら“パーティはお開きですよ”という合図になるそうです。直訳的には“お夜食”という意味。パーティは楽しいけど、延々と続くとホスト側だって疲れるし、困ってしまいます。こんな食べ物があれば、暗黙の了解というやつで、みんなが気持ちよくパーティを終えられそうですね。

いかがですか? 自分では当たり前のように使っている言葉が、外国語には存在しないというのはある意味、新鮮な驚きです。言葉って本当に、奥深くて興味が尽きません!