夏に中華料理店で提供される「冷やし中華」は、意外と議論が絶えない料理だ。国内で広い範囲で親しまれている料理ではあるが、マヨネーズの有無だったり(参照:「冷やし中華にマヨネーズ」文化圏は東海・東北! 西日本は「ありえない」強し)、主なタレが2種類あったり、名称が統一されていなかったり......と、微妙な違いが散見される。

そこで、Jタウン研究所では、冷やし中華に関する3つのテーマで、都道府県別のアンケート調査を行った(2017年6月4日〜8月15日)。

「好きな冷やし中華の『タレ』はどっち?」
「『冷麺』と聞いて想像するのはどちらの料理?」
「『冷やし中華始めました』の貼り紙、実際に見たことある?」

はたして、その結果は―――。

石川県からは熱い「酢醤油ベース」推し

まずは「好きな冷やし中華の『タレ』はどっち?」(総得票数1467)の結果を見ると、連続する猛暑に後押しされたのか、酸っぱい「醤油と酢ベースのタレ」が全国的に人気を博し、投票の71.8%がこちらに投じられた。その反面、「胡麻ダレ」派は28.2%にとどまった。



その中でも注目したいのが石川県だ。91票が「醤油と酢ベースのタレ」に投じられたのに対し、「胡麻ダレ」の得票数はわずか「2」と、同様に大差が開いている他の都道府県と比較しても、特に極端な結果となった。

お次は「冷麺」という呼称に関するアンケート結果(総得票数1175)だ。

ほとんどの地域で「冷麺」とは、焼肉屋などでおなじみの韓国料理を指す言葉だが、関西では、黄色い中華麺を冷水でしめ、細く切ったキュウリや卵、ハムなどを添えた料理―――いわゆる「冷やし中華」を指す言葉なのだ。



関西にある中華料理店をインターネットで調べてみたところ、韓国料理の冷麺との区別をつけるため、「中華冷麺」、「韓国冷麺」という風に言い分けることもあるようだ。また、


関西での「冷麺」



最後が、冷やし中華が始まったことを告知する、夏の到来を告げる(?)貼り紙の目撃経験(総得票数1097)についてだ。

夏の風物詩とも言える貼り紙ともあり、目撃率は78.6%と非常に高い数字となった。


空白部分は投票なし

とはいえ、この設問は3番目と最も下に表示されているため、ここまで答えてくれた読者は相当な冷やし中華好きの可能性が高い。そうした読者からでも「見たことない」が21.4%も占めたということは、意外と貼り紙は目立たない、もしくは静かにメニューに追加されている、ということかもしれない。