がんを光で治療する事業に注力しているという楽天。これから医療分野に向かう?

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サッカーやがん治療など、最大の収益源であるECとは異分野へのアプローチが話題となる楽天。

一体、どこへ向かおうとしているのか? 『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が議論する!

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ひろ ちょっと前に楽天がスペインのFCバルセロナとパートナー契約を結んだ関係で、チームの選手が来日して話題になっていたみたいですね。

ホリ なんでも5年間で約320億円の契約らしいね。「国内の事業が失速しているのにそんなことをしている場合じゃない」みたいな声もあるけど、もしかしたら三木谷浩史会長はネット通販ビジネスに興味がなくなっているのかも。

ひろ え、そうなんですか!?

ホリ なんか、がんを光で治療する事業に注力しているって話があるんだよね。ちょっと意外な感じでしょ?

ひろ あー、今調べたら「楽天の三木谷会長が光免疫療法のライセンスを持つ米ベンチャー企業の会長に就任」なんてニュースがありますね。サラッと読んだ程度ですけど、なかなかおもしろいアプローチですね。

ホリ だよね。

ひろ 関連記事によると「近赤外線を使ってがん細胞だけを破壊する」とのことらしいですけど、どの程度実現可能なんですかね?

ホリ どーなんだろ。

ひろ まあ、理論的には人体に無害な近赤外線を使ってるわけだし、副作用は発生しないってことですよね。そんで、外科的な負担をかけない内科レベルの治療で全身に転移したステージ4のがんとかでも対処できるってことだと。実現するなら、これはいいっすね。

ホリ この手のアプローチはいろいろあるよね。まあ、がんはホモではなくヘテロ、つまり複数の種類のがん細胞で構成されているので、どんな治療法であれすべてのがんが一度に治るとは限らないけど。って、楽天の話からずいぶん離れたな(笑)。

ひろ いやいや、医学は進歩の可能性ありますからね。ぶっちゃけ、ショッピングサイトより、がんを治せる技術のほうが社会にとってはよっぽど有益じゃないですか。なので、お金を持った人がそういう研究に投資するのはいいことだと思うんですよね。楽天の株主的には反対かもしれないですけど…。

ホリ って感じで楽天は医療に向かう可能性があるわけだけど、ひろゆき的には楽天のネット通販サービスについてどう思うよ?

ひろ 使い勝手が微妙ですよね。アマゾンとかと違って直販メインではなく総合モール型だから、同じ商品でも出品業者が違うと値段の比較がしづらくて、ユーザーからすると探すのが超めんどくさいんですよ。PCなら出品業者ごとにタブを開きまくればいいですけど、画面の小さいスマホだとストレス以外の何物でもない。出品業者ごとではなく商品ごとに、わかりやすく最安値とかを表示してほしいなと。

ホリ 価格.comもだけど、楽天もそのへんのスマホシフトがうまくいっていないよね。

ひろ あとは、最安値の商品を見つけて買おうとしたら、自宅までの送料が意外とかかって、トータルで見ると別の店のほうが安かったみたいなケースもあるんですよね。自宅までの送料と値段の最安値を足した上で、本当に安い商品を表示させることは技術的には可能なんですけど、楽天は送料を省いた価格しか出しませんから。

ホリ 楽天でしか買えない商品ならまだしも、どこでも買えるなら別のサービスに流れるよね。細かい違いかもしれないけど、アマゾンやメルカリなんかはもっとわかりやすいわけだし。

★後編⇒ホリエモン×ひろゆきが疑問視する楽天のビジネス「ジリ貧になっていく可能性は高いよね」

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)

1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『やっぱりヘンだよね』(集英社)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき)

1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著は『ソーシャルメディア絶対安全マニュアル』(インプレスジャパン)