中国で「日式ラーメン」といえば豚骨味しか売れない理由

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日本が世界に誇るソウルフードといえば、ラーメン。中国でも日本のラーメン(日式ラーメン)の人気は絶大だ。とはいえ、その味は日本で定番の醤油ラーメンではない。なぜか、人気店の日式ラーメンは軒並み、豚骨ラーメンなのである。その秘密に迫った。(ゼロイチ・フード・ラボCEO 藤岡久士)

中国で人気の日式ラーメンといえば
なぜか豚骨味ばかり

 日本全国に3万5000軒以上あると言われ、今や日本が世界に誇るソウルフードとなった「RAMEN」(ラーメン)。

 中国でもいまだその人気は健在である。既に、ブームと言われる時期を超え、日式ラーメンは一つのジャンルとして認識されるようになっている。すっかり定着した観のある日式ラーメンだが、中国で人気の日式ラーメンは軒並み豚骨ラーメンであることをご存じだろうか?

 現在中国で展開している日式ラーメン店は、1990年代後半にブレイクした熊本の「味千らーめん」を筆頭に、福岡の「一蘭」「一風堂」「一幸舎」、東京の「屯ちん」「武蔵家」など、チェーン店だけでも20以上ある。その大半が、豚骨ベースのラーメンで勝負している店なのだ。

 ご存じのように、日本のラーメン市場は壮絶な競争市場だ。1年以内にラーメン店のおよそ4割が閉店し、ほぼ同数が新たに誕生している。激しい競争の中で多種多様に進化を遂げているのが日本のラーメンだ。2016年にマーケティングリサーチ会社「マクロミル」が、日本全国のおよそ3000人を対象に行なったアンケートでは、最も人気が高かったのは定番の醤油ラーメン。全体の38.5%の支持を集めた。

 ところが、中国で流行っている日式ラーメンといえば、豚骨ラーメンだ。日本で定番・人気の醤油ラーメンが中国では日式ラーメンとして受け入れられないのはなぜか。

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