看板のない隠れ家やムーディーな個室など、大人のデートの切り札は色々あるが、下心が見えてしまうと逆に距離ができてしまう。

だからといって色気がないのもつまらない。そして何より女性が「美味しい!」と笑顔になれなければ、その食事は失敗となってしまう。

グルメな女子を満足させたいなら、警戒させないカジュアルさの中にも色気のある雰囲気が重要だ。失敗したくないデートの切り札、西麻布のカウンターを紹介しよう。



落ち着いた色調の店内が、大人な雰囲気を醸し出す。
大人の楽しみが凝縮された和食の店『味のなかむら』

広尾ガーデンヒルズの坂をのぼり、品の良い住宅街を抜けると、思わず通り過ぎてしまうほどひっそりと佇むのが『味のなかむら』である。

のっぺりとした石壁に、重みのある木製の扉。店内の雰囲気が読めないので、隠れ家のようなどきどき感がある。



おとなしい彼女が少し身構えそうになっても、扉の足下に置かれた行灯風の灯りが、ほっこりとした気持ちにさせてくれる。デートに最適なカウンターも、もちろんスタンバイ。

シックにまとめられた内装に明るすぎない照明は、近くに座る客をやんわりと隔ててくれるようで、じっくり話が出来るはず。



透き通るように新鮮な蛸をたこしゃぶに。佐島の生わかめをさっとくぐらせれば、色合いも華やかに。仕入れ状況によりメニュー変更あり。

こりこりとした食感が良い「たこしゃぶ」は、他ではあまり見かけない。

自家製の梅出汁ポン酢は、淡白な蛸の味を消すことなく、彼女もきっと気に入るはずだ。

大人のワクワクが凝縮されたようなこの店なら、「この男性、素敵!」と初めての食事から彼女との距離をぐっと縮めてくれることだろう。



今治の炙りぼたん蕎麦。仕入れ状況などによりメニューは異なる。写真は一例

鮮度の良い刺身や季節の食材を取り入れた一品、土鍋ごはんなど品揃えが豊富。料理とお酒をより美味しくさせるのは、美しい盛りつけと器!

「漬け鮪」は可愛らしい豆皿に、春野菜は緑が映えるよう真っ赤な漆椀に盛りつけるなど、細部までぬかりない。その都度テイストの違う酒器に注がれたなら、お酒もついついすすんでしまう。

料理だけでなく、お酒の種類ももちろん豊富。通常のメニューに加えて、その日のお勧めリストも用意されている。限られた本数しか出回らない日本酒たちも顔を揃え、お酒好きの彼女も満足させるラインナップだ。


西麻布の最旬の遊び場はココ!



入口には鮮やかに輝くブルーのネオン。さぁ、大人の時間のスタートだ!
西麻布で既に殿堂入り?!カウンターデートの名店『サッカパウ』

西麻布の交差点から徒歩3分。朝まで人通りが絶えないこの周辺は、正直なかなか足を踏み入れるのを躊躇ってしまう店も多い。

そんな中、地下という隠れ家にも関わらず、クリエイティビティ溢れる空間が人気のイタリアンが『サッカパウ』だ。

地下へ続く階段を下りる途中に目に飛び込んでくるのは、鮮やかに輝くブルーのネオン。ここからワクワクする大人の時間がスタートする。



デートにはメインカウンターを予約必須!奥行きのあるカウンターは9席を備える。

静かな隠れ家的入口からうって変わって、店内の開放感に驚く。

インダストリアルデザインのインテリアや照明がラグジュアリーな空間を演出し、カジュアルの中に上品さが共存する特別な空気が流れている。



カウンターの奥にシェフの調理する姿を見ることができるオープンな空間

2人の距離が近く奥行きのあるカウンター席は、シェフの華麗な技を目の前で楽しむことができる特等席。

料理を待つ時間も会話に困ることがないから安心だ。



コースの最初に通されるのは、スナックのプレート。一口サイズのカポナータや中にリコッタチーズを忍ばせて揚げたペンネなど、フィンガーフードとして乾杯のワインに合わせたい。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

海外経験豊富なシェフの料理は、フレンチの調理法をイタリアンに取り入れたという珍しいスタイル。あくまでもベースはイタリア料理。



ガラスの皿の上に立つ「鮎の炭火焼」。手掴みでどうぞ!季節などによりメニューは異なる。写真は一例

その熟練の技に、クリエイティブで斬新なアイデアを組み合わせ、まるでアートのようなコースが完成する。



イカを余すことなく楽しむことができる「イカスミのタリオリーニ ゲソのラグー」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

イカの旨みを余すことなく凝縮した「イカスミのタリオリーニ ゲソのラグー」。

イカスミを練り込んだ手打ちパスタの上には、ラグーで仕上げたイカゲソが乗り、イカを丸ごと楽しめる絶品だ。



メインの「鴨のロースト」はじっくり1時間以上かけて燻製している。季節などによりメニューは異なる。写真は一例


もちろん、料理との相性を重視したワインも充実。オーガニックワインを中心に、客に合わせた絶妙なチョイスをしてくれるソムリエがいるから、120%安心してお任せしてほしい。

コースの皿ごとにワインを合わせる、ペアリングのコースも用意されている。



ワインやシャンパンはオーガニックを中心に取り揃えている

フレンドリーでカジュアルに楽しめるのに、外から眺めるとラグジュアリーで格式高い雰囲気。

空間も料理もシェフの技もすべてが一体となり、まるでアートのよう。絶対外せないデートの予定があるのであれば、即予約をおススメする!


鴨のコンソメスープで炊いた大根がたまらない!



鴨のコンソメスープで炊いた大根に、赤ワインで煮込んだ牛ほほ肉がのる(牛の代わりにとろろ昆布も選べる)。おでん種はほかに、牛タン九条葱、がんもどき、ロールキャベツなど旬により変化する
西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『おでん びのむ』

炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。

供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」¥1,0800と「すっぽんコース」¥14,040のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。

とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足されているもので、口に含めばタネの味わいと共に、スープの香と旨みがブワッと広がる。



銅製の鍋は見るからにおでん鍋。中も練り物や大根などやはりおでん。しかし、ネタを食べればワインにぴったり。その意外性、味わいにやられるはず。

柔軟な発想から生まれたおでんはタネの味わいと共に、フレンチベースのスープの奥深い薫りと旨味が口いっぱいに広がり、和風とも洋風ともカテゴライズ出来ない独自の世界観を放つ。



お忍びデートにぴったりのカウンター席

柔軟な発想から生まれたおでんは、ワインと合わせるとため息がこぼれる美味しさ。

1階のカウンター席はおでん鍋を囲み、シェフの野尻氏との会話も楽しめる。

お忍びデートにもぴったりの特別な空間で進化し続ける『びのむ』のおでんを堪能しよう。


西麻布なら焼き鳥もオシャレに楽しめる!



上品なカウンターで、目の前で焼き上がる鶏を一本ずつ楽しむスタイル
リーズナブルに極上のカウンターを楽しみたいなら『西麻布 晩鶏』

2014年5月、西麻布にオープンしたカウンタースタイルの焼き鳥店『西麻布 晩鶏』。

扉を開けて店内へ進むと、まず最初に驚くのは、その美しくまるで寿司店のようなカウンター。

店主は新橋の「鶏繁」出身。カウンターで焼き上げた鶏を一本ずつ提供するスタイルは「鶏繁」同様。

おススメのメニューは焼き物のコース。6本コースは2,100円、10本は3,350円と西麻布とは思えないリーズナブルな価格にも驚きだ。



濃厚な味わいがある水郷赤鶏には、日本酒がよく合う

もちろん、味は絶品。使用する鶏肉は千葉の“水郷赤鶏”。味が濃厚で、ぷりっとた肉質は適度な歯応えが感じられる。

その水郷赤鶏を丸ごと仕入れて店内で串打ちし、3段階の火力を使い分けて外はカリッと中はふわっとした食感に仕上げる。まさに職人技である。

是非味わって頂きたいのは、コースにも含まれる「団子」。敢えて粗挽きにしている肉をふんわりと団子状にすることで、噛むほどに肉汁が溢れ出してくる。

まさに、“つくね”ではなく、“団子”という名にふさわしい名品なのである。



水郷赤鶏のレバーで作る「レバーペースト」

焼き鳥に使用する塩は、瀬戸内海で採れるミネラルたっぷりの海塩。マイルドな舌触りで、素材の持ち味を最大限に引き出すため、シンプルにこれだけで食べるのが一番旨い。

水郷赤鶏のレバーの「レバーペースト」も人気メニューのひとつ。レバーを裏ごししてクリームでペースト状にし、刻んだ干しぶどうを加えることで程よい甘みを出している。

バゲットにつけてワインに合わせれば、焼き鳥屋にいることを忘れてしまうかも知れない。

西麻布のこの場所にありながら気取らずに楽しめる焼き鳥店は、彼女の心を開き、二人の距離を縮めてくれるに違いない。



濃厚でクリーミーな食感の「レバー」



粗挽き肉から溢れ出す肉汁がたまらない「団子」



大きなネギが存在感を出す「ネギ間」。ジューシーなもも肉との相性も抜群



通にはたまらない「ちょうちん」


有名銘柄の日本酒がリーズナブルに味わえる!



「炙りのお通し」。左から「きびなごの干物」「自家製鴨のスモーク」「長芋のゆかり漬け」。特に、桜のチップでスモークした鴨のスモークは板長こだわりの品だ。季節などによりメニューは異なる。写真は一例
日本酒女子とカウンターで七輪を囲う『旬 THE XUN ROPPONGI』

日本酒好きの彼女とデートならおさえておきたいのが、日本各地の美味しい日本酒をフリーフロー(飲み放題)で堪能しつつ、目の前の七輪でちびちびと炙りを自分好みに楽しめる『旬 THE XUN ROPPONGI』。

各都道府県の純米酒が、100mlの透明グラスで何杯でも楽しめる。日本酒初心者でも気軽にオーダーしやすいようにと「獺祭」や「鍋島」、「日高見」など有名銘柄は一通り揃えているから安心だ。特に「獺祭」は全種類を取り揃えているという熱の入れよう。

お通しには「炙り」が登場。日本酒のグラスにチョビチョビ口をつけながら、目の前の七輪で、好きなタイミングで焼くのはなかなかオツなもの。



料理は、日本酒と一緒に食べてこそ輝くメニューばかり。「和牛赤身肉のカルパッチョ 雲丹とこだわりの温泉卵で」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

最初の乾杯にオススメの日本酒は、「発泡にごり酒 獺祭スパークリング50」。女性でも、まるでシャンパンを飲んでいるような甘さと泡感、フルーティーな香りで「日本酒、思ったよりイケるかも!」と思わせてくれる一杯だ。微発泡だから、お腹にたまらない点も乾杯にぴったり。

この獺祭スパークリングによく合う料理が「和牛赤身肉のカルパッチョ」。低温調理した和牛の上には「こだわり家族のこだわり卵」というブランド温泉卵がぷるるんと鎮座する。

ツンと箸で破くと、トロ〜リ黄身がカルパッチョを優しく包んでくれる。日本酒を飲んでいるのに、なんだかフレンチを食べているよう!



「蟹の甲羅焼き」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

酒のつまみにぴったりの「蟹の甲羅焼き」は、たっぷりの蟹味噌のみを純米大吟醸であえたもの。

味付け用の調味料を一切使っておらず、蟹の旨みがこれでもかと凝縮されている。



大トリは「生雲丹、いくら、キャビアの和牛軍艦」。季節などによりメニューは異なる。写真は一例

この店に来たら必ず食べておきたい〆メニューが、「雲丹、イクラ、キャビアの和牛軍艦」。

生肉のような食感をたたえる低温調理した黒毛和牛を海苔に見立て、その上にこぼれんばかりにライドオンした高級食材たちは、眺めているだけで幸福感に包まれてしまう……!

これに合うペアリングは「獺祭 純米大吟醸50」。メロンを思わせるフルーティーなフレイバーながら、後味はスッキリしており、雲丹、イクラ、キャビアの存在感をしっかり引き立ててくれる。

有名どころだけでなく、この店でしか飲めないプレミアムな日本酒やなくなり次第終了の限定日本酒まで飲める日もあるそうなので、すぐにでも日本酒好の彼女を誘ってみて欲しい!


これぞ西麻布!大人のためのジャパニーズフレンチ!



テーブルや個室はビジネスシーンにもオススメ。デートであればカウンターは予約必須だ!
大人のわがままを叶えてくれる隠れ家『エゴジーヌ』ジャパニーズフレンチ「エゴジーヌ」

西麻布のど真ん中にもサプライズを仕掛けるにはピッタリのレストランがある。「egoist(わがまま)× cuisine(台所)」をコンセプトにしたレストラン『エゴジーヌ』は、フレンチを中心に和や伊のテイストを加え、ジャンルにとらわれない料理を提供してくれる。

料理はコースのみ。厳選した旬の食材を使い、シェフのオリジナリティ溢れる料理を少量多皿全10品と満足度の高い構成だ。

十分な席幅があり、ゆったりとプライベート感が感じられる作りの店内はビジネスシーンにも最適。デートであれば2人だけの時間を独占できるカウンターをオススメする。



コースの最初に登場する前菜の盛り合わせは、鮮やかな有田焼が映える。写真はコースの一例

雰囲気のあるカウンターで楽しむコース料理は、色鮮やかな有田焼で提供される。

フレンチの要素が強いが、器には和の要素が加わり、見た目にも美しい料理の数々にグルメな彼女のテンションも上がる。



ワンスプーンでいただくのは、「ウニのカッペリーニ」。写真はコースの一例

大きなワンスプーンに美しく盛り付けられているのは「ウニのカッペリーニ」。

濃厚なウニを使った贅沢なソースはカッペリーニによく絡み、前菜としての量もちょうどいい。



メインは、フレンチらしくシンプルに肉の旨みが味わえる「鴨のロースト」。写真はコースの一例

メインの後の食事には、土鍋で炊いた白飯と手作りのおかずが登場するサプライズ!

フレンチのコースの最後に土鍋ご飯とお味噌汁が出てくるレストランなんて、これまでにあっただろうか?

フォアグラや、ウニなどを食べた後だからこそ赤出汁がホッとする、日本人で良かったと思える瞬間である。



メインの後の食事に、土鍋で炊いた白飯と手作りのおかずが登場するサプライズ

「色々なものを少しずつ」をコンセプトに大人のわがままを叶えてくれるフレンチ懐石。

斬新な料理と繊細な有田焼のコラボレーションは、グルメな彼女も満足するに違いない。