日々心も体も大きく成長する小学生が健やかに育つには、教育の環境とともに食の環境にも留意する必要がある。中国メディア・今日頭条は5日「良心が痛まない日本の小学校給食」とする記事を掲載した。タイトルからは、食の安全が確保されず栄養バランスも考慮されていない中国の小学生の食環境に対して「良心が痛む」という作者の心情がうかがえる。

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 日々心も体も大きく成長する小学生が健やかに育つには、教育の環境とともに食の環境にも留意する必要がある。中国メディア・今日頭条は5日「良心が痛まない日本の小学校給食」とする記事を掲載した。タイトルからは、食の安全が確保されず栄養バランスも考慮されていない中国の小学生の食環境に対して「良心が痛む」という作者の心情がうかがえる。

 記事は「子を持つ親は、わが子がちゃんとした昼食にありつけているかどうか日々心配しているのではないだろうか。日本ではそもそもそのような心配をする必要がないのだ」として、日本の小学校で出されている給食の写真を紹介。野菜や魚、肉をはじめとするさまざまな食材が用いられており、見た目もおいしそうだと伝えた。

 そのうえで、小学校の給食は資格を持つ栄養士が中心になって毎月の献立が考えられており、学校に掲示される献立表には献立に加えてタンパク質やビタミンなどのあらゆる栄養成分や熱量などが詳細に記載されているとした。

 さらに、児童が月間の献立表を家に持ち帰り、保護者が昼食の内容を確認したうえで夕食の献立づくりができるよう配慮されているほか、定期的に保護者を学校に呼んで給食を試食してもらう取り組みも行われていると紹介している。

 日本の給食は長い時間をかけて現在の制度に落ち着いている。日本よりはるかに人口の多い中国で全国的に学校給食の制度を導入するのは決して生半可なことではない。日本の制度を参考にしつつ、子どもたちの健全な成長を第一に考えた上で、中国の状況に見合う「食育」の制度を構築していかなければならない。

 そのためにはまず、社会問題化して久しい食品の安全問題を解決する必要がある。中国ではなおも幼稚園や学校の食堂でカビの生えた食材が見つかったというニュースが後を絶たない。こんな状況では「良心が痛む」のも無理はない。(編集担当:今関忠馬)