米ニューヨーク州ニューバーグの消防士が、危険を顧みずに小さな命を救い出した。

燃え盛る建物に残された子犬

8月3日、3階建ての建物の2階で火事が発生したとの通報を受けたニューバーグ消防署。現場に到着した消防士は、住民から燃え盛る建物の中に、2匹の子犬が取り残されているとの報告を受けた。

炎はまだ燃え盛り、延焼を食い止めなくてはいけない状態だが、消防士たちは子犬を見捨てなかった。

子犬を救いに建物の中へ

何人かの隊員たちが、子犬を探しに炎の中に入っていったのだ。しかし、最初に見つけた子犬は、残念ながら助からなかった。

2匹目の子犬の姿は見えず、あきらめかけたその時、ひとりの隊員が微かな鳴き声を聞きつけ、ベッドの下に隠れている子犬を探し出した。

消防士の手で病院に運ばれた

救出された子犬はその場で酸素吸入などの処置を受け、飼い主の手ではなく消防士の手で動物病院に運び込まれた。

子犬は劣悪な環境で飼育されていたとみられ、飼い主だと主張している男性は劣悪なブリーダーの可能性もあるという。

順調に回復中

助け出された子犬は、生後6〜8週間のピットブルだという。ギリシャ語でFireという意味のTitusと名付けられた。

治療をしているMiddlehope Veterinary Hospitalが8月16日にFacebookに投稿したところによると、頭から足の裏まで負っていた火傷も順調に回復しており、クッキーを食べたり遊んだりと元気に過ごしているそうだ。

助けた消防士が新しい飼い主に

Titusにとって火事は大きな人生の転機となったようだ。

救出に関わった消防士のうち、ティモシー・デクスター隊員とジェームズ・ムーア隊員が新しい飼い主として名乗りを上げた。

ふたりの自宅は5分程度しか離れておらず、共にTitusの家族になることに決めたそうだ。

どんな状況でも助けに来てくれる頼もしいふたりの飼い主との新しい人生を手に入れたTitus。火事で兄弟を失い、怖い思いをした分だけ、思いっきり幸せになって欲しいものだ。