16日、AFP通信はこのほど、危険な運転者と公害も中国のジョギングブームを止められないと伝えた。資料写真。

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2017年8月16日、中国紙・環球時報によると、AFP通信はこのほど、危険な運転者と公害も中国のジョギングブームを止められないと伝えた。

交通事故が頻発し、渋滞することの多い中国の道路は、ジョギングの理想から遠く離れている。それに加えて、汚染された空気と過酷なまでの高温は、熱狂的なジョギング愛好者でさえもランニングシューズを脱ぐ誘惑となるかもしれない。だが若くて教育を受けた都市部に暮らす中国の人々は、こうした危険を顧みず健康のために走り続けている。中国各地ではマラソンやランニングのイベントが次々に誕生している。

シャオ・イエンナーさんは、上海のダウンタウンで週に何日かジョギングするグループの1人だ。シャオさんは、最近の上海の気温が記録的な40.9度に達したことに肩を落としながらも「暑くて汗がたくさん出るが、悪いことではない」と話す。中国の都市を覆うスモッグはまた別の問題だが、彼女はジョギングの前にスマホのアプリで汚染状況を確認し、測定値が高い場合は室内でトレーニングする。

2011年に中国で行われたマラソンとハーフマラソンの大会は22しかなかった。だが今年は400レースを超えており、2020年にはその倍になるとの見通しがある。

4年前にランニングを開始し、マラソン大会に何度も参加してきたシャオさんは、中国でランナーの数が急増したことを目の当たりにしているとし、「ジョギングはここではファッションのようなもの。走っている人はすなわちおしゃれな人」と話している。

一方で、中国の多くの人たち、特にシルバー世代や上海ほど国際的ではない都市に暮らす人にとっては、ジョギングは続けることが難しい趣味でもある。そこには混雑した道路やランナーに慣れていない運転手が存在するからだ。

上海のジムのトレーナー、シュー・ユンさんは「中国でスポーツは『クール』になっている。若いエリートサラリーマンはジョギングを通じて仕事のストレスを解消している」と話す。

中国政府が健康的なライフスタイルを奨励していることも、こうしたブームの支えになっているとの指摘もある。

スポーツアパレルの中国での売上高は好調に推移している。昨年の中国のランナーの平均支出は3601元(約6万円)だ。(翻訳・編集/柳川)