チャン・ドンゴン(ワーナーブラザースコリア提供)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】俳優としてデビューして25年になるチャン・ドンゴンは多くの作品に出演するタイプの俳優ではない。24日に韓国で公開される映画「V.I.P」(原題)も2014年に公開された「泣く男」以来の映画出演作となる。 

 だが今年後半には映画「7年の夜」(原題)も公開される予定で、来月には来年公開予定の新作「猖獗」(原題)の撮影に入るなど活発な活動を始めたようにみえる。

 チャン・ドンゴンは17日、ソウル市内で行われたインタビューで、「心境の変化があった」とし、「25年にわたり演技をしてきたが、振り返ってみると年月に比べて作品数が少ないことが悔やまれた。多くの作品に出演したいと思った」と話した。 

 また「これまで歩んできた道を振り返ると、とてもぐずぐずしていたようだ。若い時に多くの作品に出るべきだったが、年寄りじみていたようにも思う。以前は作品を選択する際、慎重を期して70%が良くても30%が気になれば断っていたケースが多い。このごろは60%良ければしてみようという考えに変わった」と自身の変化を語った。

 「V.I.P」についてはシナリオを読んですぐに出演するべきだと思ったという。その理由を「まずストーリーがおもしろかった。北を素材にした映画は多いが、北から亡命してきた連続殺人犯という設定はあり得ると思った。主なキャラクターのうち、唯一、心境の変化を経て2種類の姿を見せるパク・ジェヒョクという人物も魅力的だった。映画『新しき世界』を演出したパク・フンジョン監督に対する信頼感もあった」と説明した。

 「V.I.P」は犯罪アクション映画「新しき世界」で好評を受けたパク監督の新作。北朝鮮から韓国に亡命したVIPが連続殺人事件の有力な容疑者に浮上したことをめぐり、韓国特別捜査チームと韓国国家情報院、北朝鮮の工作員、米CIAが繰り広げる諜報戦を描く。チャン・ドンゴンが演じるパク・ジェヒョクは国家情報院の職員として組織の指示に従い容疑者のVIPを保護しながらその実体を知ることになる。

 作品選びにこだわりを捨てたチャン・ドンゴンは、自身の端正な容貌に対する負担もなくしたようにみえた。多様な役を演じるためには整いすぎた顔がじゃまではないかとの指摘についてチャン・ドンゴンは「整った顔のために演技の幅に限界があると考えていないかとの質問は数えきれないくらい受けた。だが、自分が持っているもので演じるのだから、整っていない顔も同じだと思う」との考えを示した。

 パク監督の前作「新しき世界」は460万人の観客を動員するヒット作となったため、今回の作品の興行成績にも注目が集まっている。

 チャン・ドンゴンは「以前は興行成績のようなことを考えるのは自分の役割でないと考えて気を使わずにいたが、今は考えが変わった」とし、「パク監督の前作の記録は超えてほしい」と期待を込めた。

 また「興行成績はどうしても気を使う。振り返ると結果が良かった作品は愛着のわく作品として残った。個人的に愛着のある作品も多くの観客が見なければ意味が色あせるようだ」と語った。

 チャン・ドンゴンは最近見た映画で最も良かったのは米ミュージカル「ラ・ラ・ランド」とし、「次は『ラ・ラ・ランド』のようにクールで胸に響く恋愛映画に出てみたい」と話し、新たな作品への意欲を示した。