選手の負傷はスポーツにおいてもっともツラい場面のひとつだ。

 

鍛え抜かれた身体で人と人が競い合い、勝者の歓喜、敗者の涙が見ている者の心を揺さぶる。そのなかで不意に訪れる「ケガ」という要素は、ときに物事をよりドラマチックに演出するが、すっきりしない気持ちを招くことも多い。やはり万全の状態で競い合ってこそ、スポーツの醍醐味である。

 

そんな負傷が、まさかの場面で発生して話題となっている。現地時間の8月8日に行われたMLB、アトランタ・ブレーブス対フィラデルフィア・フィリーズの試合でのことだ。

 

1回表、フィリーズの攻撃で守備に入るブレーブスナイン。23歳のルーキー、ヨハン・カマルゴはいつもどおり、内野に入る際に地面を触るルーティンを行いショートの守備位置に付く、はずだった。

 

ところが、直前のステップでバランスを崩して転倒。この際に右ひざを強打してしまった。しかも思いのほか痛みが強かったようで、やむをえずそのまま交代。「試合前に途中交代」という前代未聞(?)のアクシデントとなった。ロードならまだわかるが、慣れた本拠地での試合でというのも切ない……。

 

診断の結果は右ひざの打撲。幸い靭帯の損傷はなかったものの、カマルゴは10日間の故障者リスト入りを余儀なくされている。この試合を2-5で落としたブレーブスは以降も2勝5敗と苦しい戦いが続いており、チームにとっても“痛い”アクシデントとなってしまった。