大会新記録で優勝を達成した佐藤千夏【写真:編集部】

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インターハイ女子400m自由形で大会新も高校新ならず…笑顔なし「目標より2秒以上遅い」

 全国高校総体(インターハイ)の水泳が17日に開幕し、競泳の女子400メートル自由形で佐藤千夏(埼玉栄・3年)が4分10秒93の大会新記録で優勝。初日の決勝8レースで唯一の大会レコードとなったが、「目標より2秒以上遅いので、悔しい気持ちが強い」と不完全燃焼だった。

 前半からトップで泳ぎ、順調かに見えたが、後半に理想よりも伸びを欠いた。「300メートルまでは良かった。残り50メートルで1秒以上遅くなってしまった」。4分9秒80の高校記録の更新をコーチと誓い合っていただけに「8秒台を出してやろうと言っていた。(コーチにも)『絶対出る』と言ってくれていたので、申し訳ない」と悔しがった。

 中学時代に200、400、1500メートルで中学記録を樹立し、高1で800メートルで全日本選手権を制するなど、将来を嘱望されてきた。しかし、昨年はタイムを伸ばせず苦しんだ。中学まではキックを得意としてきたが、筋力がついて体も変わり、「後半まで体力が持たなくなった」という。そこから上半身を中心に鍛え直し、復活を目指してきた。

「去年は落ちる一方。果てしないタイムも出ていた。この1年で努力したつもりだけど、まだ足りなかった」。笑顔を見せることはなかったが、「今までより状態はいい」と手応えも感じていた。この優勝を復活への第一歩にする。