女性ならば誰でも魅力的なバストを手に入れたいと願うもの。そしてほとんどの女性がバストにコンプレックスを持っています。そんな女性の間で密かな人気を集めるサプリメント成分「プエラリア・ミリフィカ」は、ホルモンバランスを崩し健康被害を招く恐れがあるとして、国が注意を呼びかけたことが報道されています。サプリの読者も気になりますよね。

プエラリア・ミリフィカによる健康被害

美容情報に詳しい方なら、プエラリア・ミリフィカ(プエラリアミリフィカとはどのような植物?)をすでにご存知かもしれません。雑誌やネットなどで、プエラリア・ミリフィカはスタイルを良くしバストアップさせる若返りのサプリメントとして、よく紹介されています。しかし現在、プエラリア・ミリフィカを含む食品やサプリメントの摂取による健康被害が増えており、独立行政法人国民生活センターが注意の呼びかけを行っています。プエラリア・ミリフィカは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た成分を多く含んでおり、誤った摂取により腹痛や下痢、じんましん、さらには月経不順や不正出血を起こす可能性があることが指摘されているのです。

植物性エストロゲンを含むプエラリア・ミリフィカ

プエラリア・ミリフィカは、タイを中心に生息するマメ科の植物で、タイでは肥大した根の部分を民間薬として使用してきました。根の部分には植物性エストロゲンであるデオキシミロエストロールをはじめ多くの成分が含まれています。特にデオキシミロエストロールは女性ホルモンのエストロゲンに似た強い作用があります。巷では若返りの成分として人気のあるプエラリア・ミリフィカですが、実はまだ、人間への安全性がよく分かっていません。プエラリア・ミリフィカは産地や収穫時期などにより、根が含む成分量に大きな違いがあります。

そのためプエラリア・ミリフィカが健康食品に使用される場合も、製品により含有成分量にかなりのばらつきがあるそうです。人体への影響が分かっていないことから、海外ではEUのようにプエラリア・ミリフィカの販売が禁止されていたり、韓国のように食品への使用が禁止されているところもあります。日本では規制がされておらず、自己責任として扱われている状態です。

若い世代の女性を中心に健康被害が多発

プエラリア・ミリフィカによる健康被害は2012年以降増えており、特に2015年度及び2016年度では、それぞれ年間100件ほどの危害情報が寄せられたとのこと。被害を受けているのはほとんどが女性であり、年代別にみると20代が3割を占め、30代が2割、40代が2割と続きます。プエラリア・ミリフィカによる健康被害として多いのは、腹痛や嘔吐、下痢などの消化器障害や、発疹やじんましんなどの皮膚障害です。プエラリア・ミリフィカは誤った摂取で女性ホルモンのバランスを崩す可能性もあり、月経不順や不正出血が起こる、プエラリア・ミリフィカとの関係は不明ですが子宮内膜が厚くなる、乳腺症が起きたケースも報告されています。

近年では、動物実験により乳腺や子宮内膜の異常増殖の報告もあるそうです。国民生活センターの調べでは、現在販売されているプエラリア・ミリフィカを含む製品にについて、1日摂取目安量当たりの成分配合量が記載されていないものがあるとしています。分析した結果、中には健康被害を起こす可能性のある成分量を含むものもあったと言います。知らないうちに過剰摂取してしまう恐れが十分にあり、美容のためとはいえ、体を壊してしまっては何にもなりません。安易に手を出すのは控えたほうがよさそうです。

 参考文献国民生活センター

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