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夏になると食べたくなる、スパイスたっぷりのタイ料理。そんなタイ料理の中で、今新たにスポットライトが当たりつつある「パッポンカリー」をご存知でしょうか?

今回、タイ王国専門ジャーナリストでタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」発行人の遠藤誠さんに「パッポンカリー」の魅力や、おすすめの食べ合わせ、おいしい「パッポンカリー」が食べられるお店など、様々なお話をお伺いしました。

 

紹介してくれる人

遠藤誠

神奈川県小田原生まれ。1987年よりタイコミュニティに携わったことからタイ専門情報誌「月刊ワイワイタイランド」を創刊。タイ専門のトラベル・ジャーナリストとして、YouTube、雑誌・新聞・ウェブサイトなどへの寄稿、講演を通して、新たなタイの旅先の提案をしている。毎日YouTube「エンディタイランド」で最新のタイ料理情報を紹介中。 ・公式サイトはこちら

 

そもそもパッポンカリーとは?

パッポンカリーとは、タイ語で「パッ」=炒め、「ポン」=粉、「カリー」=カレー、というようにカニやエビなどを卵とカレー粉で炒めたタイ料理のこと。

カニを使ったパッポンカリーを「プーパッポンカリー」、エビを使ったものを「クンパッポンカリー」と言い、現地では殻つきのカニを使った「プーパッポンカリー」が主流になっています。

コクうまでご飯もお酒も相性バツグン

 

[Hiroshi Kawakamiさんの投稿より:https://retty.me/area/PRE14/ARE589/SUB58903/100000013832/2927095/]

「プーパッポンカリー」は、ふわっふわで濃厚なダシがからまった卵、旨味の強いカニやコクのあるピリ辛カレーソースが魅力の料理。ごはんもお酒も進んでしまう、ヤミツキ必至のタイ料理です。

材料にはピーマンやタマネギ、セロリなどの野菜もたっぷり含まれていて、栄養も満点。ココナッツミルクが味にまろやかさを、オイスターソースが味にコクをプラスしているため、日本人でも食べやすい味わいに仕上がっています。

味の決め手は、干しエビやタマネギ、ニンニク、唐辛子を油で炒めて、砂糖、塩を混ぜたタイのピリ辛調味料「ナムプリック・パオ」。このナムプリック・パオがパッポンカリーにはたっぷり入っており、奥行きのある味わいとなっているのです。

ちなみに、パッポンカリーの肝となるスパイスは各店がオリジナルで調合。ただし、このスパイスの調合さえできれば簡単に作ることができるため、最近では自宅でパッポンカリーを作る人も増えているんだそう。

▲各社から出ている人気のパッポンカリーの素(左から万城食品、無印良品、カルディコーヒーファーム)

小泉元首相がパッポンカリー人気の火付け役?

タイ人にも人気のパッポンカリーですが、なぜいま日本でも注目されるようになったのでしょうか?遠藤さんによると、APEC首脳会議が開催された2003年に小泉純一郎元首相が、タイのバンコクにあるプーパッポンカリー発祥の店と言われる「ソンブーン」に訪れたのが、ブームのきっかけではないかと言います。

ちなみに、元々プーパッポンカリーは、カニをカレー粉で炒めるだけのシンプルな料理だったようですが、卵を加えるというアイデアを考案したのも、この「ソンブーン」だそう。

また、プーパッポンカリーは日本でもタイと同じく殻つきのカニを使用していましたが、近年殻ごと食べることができるソフトシェルクラブを使用したものが主流になり、食べやすくなったことも、人気になってきた理由のひとつではないかと遠藤さんは語ります。

加えて、近年来客数が増加の一途を辿るタイフェスが追い風となり、パッポンカリーの知名度を上げたようです。

「パッポンカリー×スイカシェイク」が相性抜群!?

そんなパッポンカリーはもちろん、タイビールと相性抜群。でも遠藤さんによると、さらにおいしい組み合わせがあると言います。それはタイのスイカシェイク「テンモーパン」。

ピリッと辛くしょっぱいパッポンカリーに、さっぱりと甘いスイカシェイクが相性抜群なんだそう。

[鎌田直樹さんの投稿より引用:https://retty.me/area/PRE13/ARE17/SUB1701/100000100497/6516904/]

また、甘いものが苦手な方には、タイ米焼酎とパッポンカリーの組み合わせがおすすめだと言います。タイ米の軽やかでフルーティーな香り、豊かな風味で澄み切った飲み口が、パッポンカリーのコクを引き立ててくれるんだとか。

遠藤さんおすすめのパッポンカリーの美味しいお店3選

そんな今注目のパッポンカリーが絶品のお店を、遠藤さんに3店ご紹介いただきました!

神田「グリーンパッタイ」 

1店目は、東京都千代田区神田にある、タイ現地の食堂のような雰囲気が漂う「グリーンパッタイ」。

こちらのプーパッポンカリーは円形の鉄鍋でジュージュー言わせながら、最後にカレー炒めをかけるという豪快な演出が見ものなんだとか。目の前でカニとカレーを合わせる、躍動感あふれるパッポンカリーは圧巻だそうです。

立川「バナナ食堂」

2店目は、立川駅南口から徒歩3分ほどの場所にある「バナナ食堂」。こちらのパッポンカリーは、食べやすい「エビ」と殻ごと食べられる「ソフトシェルクラブ」から選択が可能。

たっぷりのプリプリの海老をタイ産カレー粉で炒め、ふわっと卵で絡めたこちらのパッポンカリーは、来店客の約8割が注文するほど人気なんだそう。

沖縄「カフェくるくま」

3店目は、沖縄本島随一の絶景を誇る「カフェくるくま」。こちらのプーパッポンカレーはボリューム満点で、豪華な盛り付けが特徴。タイ人のコックさんが4〜5人在中しており、ハーブをたっぷり使った本格的な料理を味わえます。

この夏一度はパッポンカリーを食べるべし!

ふわっふわ卵にカニやエビの濃厚なうまみが染み込んで、日本人にも食べやすいおいしさのパッポンカリー。

ビールやごはんだけでなく、他の料理や飲み物とも相性がよく、野菜もたっぷりでヘルシーなのが人気の理由のようです。この夏はいま注目のパッポンカリーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

 

ライター紹介

中森りほ(nakariho)

【フリーライター/編集者】 早稲田大学文化構想学部を卒業後、デジタルガレージ、モデルプレス、ぐるなびを経てフリーライター/編集者に。現在、『Hanako.tokyo』や『OZmall』、『Dress』にて東京のトレンドグルメをメインに取材、執筆中。好きなものは旅と街歩き、カレーと酒場。・ブログはこちら ・Instagramはこちら ・Twitterはこちら