外国人が見た長寿社会日本

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日本は世界でも長寿といわれる国の一つです。それは日本人から見れば当たり前に見えるもので、なかなかその内容に迫ろうとは思いません。しかし、はたから見れば、なぜ日本は長寿社会なのかと疑問に思う人もいるでしょう。そうした問いに向き合った本がエクトル・ガルシアとフランセスク・ミラージェスによる『外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密』(エクスナレッジ)です。

何が書かれている?

本書では、日本在住の外国人の視点から日本の長寿社会が考察されています。長寿社会を実現している背景には高度な医療技術の発展や、福祉政策などはもちろん影響しているでしょう。しかし、人間活動そのものにも注目すると、そこには「生きがい」の存在があり、その生きがいを作り上げているもとには、「おもてなし」ともいわれる、お互いを気づかうような精神構造があります。さらには、満足感や幸福感といった要素もあります。もちろん、世知辛い世の中としての日本が語られることもありますが、世界から見れば日本は安心で安全で暖かい国であることも確かだといえます。

見えてこないもの

こうしたことは、日本人がふだん生活している分には気づくことはありません。外国人だからこそ、自国の文化と比較することで見えてくるものがあるのでしょう。日本再発見は、あらゆる分野で行われていますが、本書であらためて長寿社会・日本に向き合ってみてはいかがでしょうか。