タクシー運転手が酸をかけられる事件多発(画像は『News24 2017年8月6日付「Acid thrown on Uber driver's face」(iStock)』のスクリーンショット)

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スマートフォンアプリで呼び出し可能なタクシー配車サービス「ウーバー(Uber)」や「タクシファイ(Taxify)」は、南アフリカでも多くの人に利用されている。しかし最近、タクシー運転手の命を脅かす事件が多々発生しているのだ。

ヨハネスブルグのノースクリフ地区で8月5日早朝、ウーバーのタクシー運転手(33)が乗客に酸をかけられる被害に遭った。救急センター『ER24』によると、運転手が目的地に到着するやいなや乗客に襲われ、液体をかけられたとのこと。運転手は顔と手に重度の火傷を負い病院に搬送された。
 
ウーバーのスポークスマンは「非常にショックを受けている。警察が捜査を進めているが、運転手の家族から被害状況を聞き、会社から援助の申し出をしているところだ」と語っている。

さらに8月3日朝のラジオでは、リスナーから「ノースクリフ地区でタクシファイの運転手が強盗に遭い、ガソリンをかけられ火をつけられた」と電話があった。地元紙『The Star』の取材にタクシファイのスポークスマンは「現時点で運転手からそのような報告は受けていないが、調査する」とコメントした。

ヨハネスブルグ西部マライスバーグでは2週間前、ウーバーの女性運転手が住宅街で車を停めていたところ、何者かに襲われ酸をかけられている。事件に気付いた近隣住民はすぐに救急車を手配したが、女性運転手は重傷を負った。

タクシー会社のスポークスマンは「酸攻撃は非人道的で許しがたい。最近はタクシー運転手に対する痛ましい事件が多すぎて、人々の感覚が鈍っているのではないか。被害者が一般人であったなら、世間の反応は全く違ったものであったはずだ」と語り、次のように述べた。

「タクシー運転手は独立契約で、最低賃金の保障や団体交渉権もなく法的に保護されていない。勤務中の安全がしっかりと確保されるよう地元警察と連携を図っていくが、政府が何らかの対策を打ち出してくれることを期待している。」
 
酸攻撃は容姿だけでなく心にもの深刻な傷を負わせる。今年4月にはストーカーから酸攻撃を受けた元ミス・イタリア候補の女性がテレビ番組に出演し、その心境を語っていた。

画像は『News24 2017年8月6日付「Acid thrown on Uber driver's face」(iStock)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)