セルビアの首都ベオグラードで開催した個展で、自らの作品を見つめるファハド・ノーリー君(2017年8月9日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】セルビアの大統領府は16日、同国で「小さなピカソ」と一躍話題となっていたアフガニスタン難民の少年の家族に対して、市民権が付与されたと発表した。

 ファハド・ノーリー(Farhad Noory)君(10)はセルビアの首都ベオグラード(Belgrade)にある移民キャンプで、両親および弟2人と8か月暮らしているが、自身が描いた有名人らの肖像画が地元メディアで話題となり、一躍時の人となった。

 ファハド君一家は16日、アレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領と面会。ブチッチ氏は家族に市民権を与え、父親には職も約束した。

 セルビアが運営する国内18か所の難民キャンプには現在、南アジア・中東・アフリカからやって来た難民・移民およそ4500人が暮らしている。そのほとんどが西欧側での生活を希望しているが、いわゆる「バルカンルート」が昨年閉鎖されたことにより、足止めを食らっている状態だという。

 ファハド君は先週ベオグラードで初の個展を開催し、がんを患った地元の子どものために寄付を募った。

 ファハド君は絵画と語学の勉強のためにスイスへの移住を希望しているが、ブチッチ大統領はセルビアにとどまるよう「頑張って説得する」と語っている。
【翻訳編集】AFPBB News