舞台「煉獄に笑う」中間報告会に出席した(左から)崎山つばさ、鈴木拡樹、前島亜美、村田洋二郎

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8月8日「テレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」内特設ステージにて、舞台「煉獄に笑う」中間報告会が開催。出演する鈴木拡樹、崎山つばさ、前島亜美、村田洋二郎が登壇し、本作の見どころから稽古場話まで熱いトークで盛り上がった。

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■ 舞台「煉獄に笑う」とは

舞台「煉獄に笑う」は、唐々煙による同名漫画を原作とした舞台版で、鈴木、崎山、前島ら豪華出演陣がそろい、また本作にてフィギュアスケート選手の浅田舞が本格女優デビューすることでも話題に。戦国乱世を舞台に日ノ本最大の湖・琵琶湖に甦るとされる伝説の化物“大蛇(おろち)”を巡り、武将たちがしのぎを削る大活劇を、実力派俳優たちが豪華絢爛に駆け巡る。

2015年に舞台化、2018年には福士蒼汰主演で実写映画化(3月21日〈水・祝〉公開)も決まった、同じく唐々煙が描く「曇天に笑う」の300年前を描く前日譚的本作を、「戦国BASARA」や「青の祓魔師」など、エモーショナルな演出で見る人を圧倒させる演出家・西田大輔が手がける。

そんな本作から、今回六本木ヒルズに集結したのは、大蛇につながる髑髏鬼灯(どくろほおずき)の謎に挑む・石田佐吉(後の石田三成)を演じる鈴木。大蛇に関わりがあるとされる曇神社八代目当主・芭恋と阿国の双子を演じる崎山と前島、また、佐吉が仕える織田家家臣・羽柴秀吉役の村田も到着。

8月24日(木)の初日に向け後半に差し掛かった稽古。鈴木は「今は殺陣を中心にストーリーも進めているところですが、僕がこの作品で楽しみにしていた曇の双子に出会うシーンは、舞台版でもすごくいいシーンになっているんじゃないかな」と自信。SUPER☆GiRLS卒業後初の舞台となる前島は「すごく熱量高く、集中している中でも、笑いもあり活気があって素敵な現場」と報告。

またステージでは、村田の熱のこもった“2.5次元舞台とは?”の説明から、2.5次元舞台の魅力についてトークが展開。鈴木は「とてもやりがいを感じるのは、原作者の先生がその当時やりたかったけれど、いろんな理由でできなかったシーンを『舞台版でやってくれませんか?』と委ねられたときですね。『絶対にそのメッセージ届けますから!』って思いで演じています」と裏話を明かした。

一方で難しさもあると語る。「原作がある場合は、キャラクターが0から1になった状態でこちらにくるんですよね。その1から100、1000、10000にするのは、僕たちのやり方でできちゃうんです。それと原作とのいい折り合いの部分を見つけるのが、面白さであり難しさ(村田)」、「普通の描き下ろしの舞台では、皆さんはどのキャラの声も、どういう人なのかも知らない状態で見に来ますが、この2.5次元においては違いますからね。アニメ化されていることも多いので、担当されていた声優さんの喋り方も研究したりすることも…(鈴木)」と、役者としては特殊な作業も要するのだとか。

そこでこんな質問。

■ 役者の率直な意見は…

舞台『煉獄に笑う』には、原作を読んでから来てほしい? 読んだことがない場合はまっさらなままがよい?」。これには「僕は読まずに舞台を見て、見終わってから原作を読んでほしいかも」という崎山の答えに、鈴木も「見終わってから読むと舞台で演じていた細かい部分もコミックスで知っていただけるので」と賛同。前島は「読まなくても楽しめると思いますし、驚いてほしいポイントもあるので、ちらっと見て来ていただくのがいいのかな〜」とコメント。

続けて村田が「僕は、見てから来てほしいですね。自信ありますから!」と話していると、「なぜそう思うのか? なぜならば! 2017年8月12日土曜日に、『煉獄に笑う』原作コミック最新7巻が発売になります!」と突然の告知がスタート。「もしかしてそれは、こちらですか!?」とコミックを手にした鈴木と、小芝居が繰り広げられ会場からも大きな笑いが飛んでいた。

ほか、芦屋弓月を演じる浅田舞について話が飛んだ際には、前島は「殺陣稽古をやられているのを見たんですが、舞さんの出で立ちがまず美しいのと、フィギュアスケートで培った動きがとってもキレイで、足が180度パンってキレイにあがるんですよ」と感動しきりで語っていた。

そんな稽古場での出来事について鈴木は、「殺陣稽古も多くなってきて、殺陣のシーンを毎日何十回も繰り返すんですが、汗だくになって着替えては5分後にはもうびしょ濡れ。日を追う毎にTシャツの枚数が足りなくなってくるんです」と。すると「着なきゃいいんじゃないんですか?」と返す崎山だが、「着ない?? 女性キャストもいるじゃん? そうなると上半身ハダカはダメじゃん」と却下。「ほかのプランは?」と崎山に詰め寄り「ないです……ごめんなさい(笑)」という、なんとも和やかなやり取りも。

■ 現場はメリハリ

そんなステージでの雰囲気のまま、稽古場もとても和気あいあい。例えば、小野健斗演じる百地海臣が阿国と百地桜花(山下聖菜)の間を割って入るシーンでは、演出の西田から「普通に間を歩いてくればいいから」という言葉に、普段通り歩く小野を見た周りのキャストが「TU◯YAに来る」「新作コーナー見る」と茶々を入れる。小野もDVDを吟味する様子をパントマイムで加えるなど、笑いが絶えない。

殺陣が続く中で、一瞬息をつくシーンでは、演者のやり取りに出番を待つキャストや待機するスタッフ、西田自身も笑みをこぼすなど和やかだ。と思えば、西田による殺陣をつける場面では、キャストらが食らいつくように見入るピンと張り詰めた空気に。休憩中も覚えた殺陣を何度も繰り返し体に覚えさせる様子がいたるところで見られ、「西田さんは現場を明るく楽しくさせてくれますが、締まるところは締まっている」と鈴木が言うとおり、メリハリのついた稽古場となっていた。

そんな稽古場に村田は、「とても和やかな雰囲気の現場ですが、稽古が始まればみんな目つきが変わって群雄割拠みたいな感じ」と表現。熱量ある現場で日々激しい殺陣に挑む3人は、「ホントに楽しかったと笑顔で帰っていただけるよう、全力で頑張りますので楽しみにしていてください(前島)」、「この『煉獄を笑う』を見て、いろんな感情与えられると思うので見に来てくれたら嬉しい(崎山)」、「原作知らない方でも、楽しめるような作品にもなっていると思います。皆さんをぜひ驚かせたいなと思います(鈴木)」とそれぞれが熱いメッセージで呼びかけた。

舞台「煉獄に笑う」は、8月24日(木)から9月3日(日)までサンシャイン劇場にて、9月8日(金)〜10日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて上演。チケット完売続出につき、9月10日(日)大阪での大千秋楽公演をライブ・ビューイング、および、CSテレ朝チャンネル1にて同時生中継することも決定した。