定年退職後、体が元気なうちは働きたいと願う日本人は多い。一方、中国人は定年退職後は旅行や孫の世話など、自分の生活を楽しみたいと考える人が多く、日中で老後の考え方が大きく異なっている。中国メディアの今日頭条は11日、「日本は歳をとっても退職しない国」という記事を掲載し、日本の高齢者の労働事情について考察している。(イメージ写真提供:123RF)

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 定年退職後、体が元気なうちは働きたいと願う日本人は多い。一方、中国人は定年退職後は旅行や孫の世話など、自分の生活を楽しみたいと考える人が多く、日中で老後の考え方が大きく異なっている。中国メディアの今日頭条は11日、「日本は歳をとっても退職しない国」という記事を掲載し、日本の高齢者の労働事情について考察している。

 まず記事は、日本は高齢者でも仕事が見つかりやすい環境にあり、例えば、タクシーの運転手や荷物の配達員、スーパーのレジ、オフィスの清掃など退職後にできる仕事はたくさんあることを紹介。では、日本の高齢者は退職後、どのような仕事をするのだろうか。記事は「退職前に行っていた自分の得意分野での仕事をする」と紹介、なかには自分の趣味を兼ねた仕事をする人もいると紹介している。

 続けて、老人ホームで働く高齢の日本人女性の事例として、退職後も看護士としての仕事を毎朝8時半から夕方5時過ぎまで続けていると伝え、ある時、仕事中に転んで足が腫れてしまったが、2日休んだだけで再び仕事に復帰したことを紹介した。

 一方で記事は、働けなくなるまで働こうとする日本人が存在することを「信じられない」といった様子で紹介しているが、これは中国では定年退職後に働くということが「非常識」に映る可能性が高いためだ。高齢者本人としても「余生は自分の好きなように生きたい」と考えるうえ、高齢者の子どもとしては「親が高齢になっても働いている」ということは、養うべき存在を養えていないということを意味するため、メンツが立たないことでもあるのだ。

 場所が変われば生活スタイルも違うのはあたりまえだが、日本の高齢者が退職後も再就職して働き続ける理由について、「退職後に夫婦が家にいて顔を毎日合わせていると熟年離婚に発展する恐れがある」、「再就職して生活費を稼ぐことによって、自分の価値を証明できる」ことが大きいのではないかと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)