日本の降伏日「8月15日」を迎えるにあたり、NHKはドキュメンタリー『731部隊の真実』を放送した。史料と当事者の証言を通じて、動かぬ証拠によって中国侵略日本軍の戦争犯罪を暴くもので、日本社会の幅広い注目を集めた。写真は731部隊跡地。

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日本の降伏日「8月15日」を迎えるにあたり、NHKはドキュメンタリー『731部隊の真実』を放送した。史料と当事者の証言を通じて、動かぬ証拠によって中国侵略日本軍の戦争犯罪を暴くもので、日本社会の幅広い注目を集めた。新華社が伝えた。

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番組によると、制作チームは、ロシアに保管された数百点の資料及び第2次大戦時に細菌兵器を開発・使用した日本人戦犯に対する裁判の録音記録を発掘した。史料は、中国・ハルビン市郊外の731部隊監獄に、中国など各国の捕虜が拘禁され、「材料」として残忍な人体実験に用いられたことをはっきりと示していた。

元731部隊員たちは供述で中国での生物兵器研究と人体実験という残虐行為を語った。元部隊第一部部長の川島清によると、部隊は中国の複数の都市で中国部隊に対して細菌兵器を使用したほか、いくつかの村の井戸や貯水池に細菌を散布して、無数の罪なき民衆を殺害した。

番組は放送後、日本社会の大きな反響を呼んだ。残酷な真相に神経を逆なでされた日本右翼勢力は「NHKは事実を捏造した」と述べ、証言した元731部隊員は洗脳されたと考え、歴史の真実を懸命に否認した。だがこれと同時に、より多くの日本人が加害の歴史を省察し始めた。日本のあるネットユーザーは「このような生々しい証言には心が痛む。残酷な戦争の歴史は絶対に繰り返してはならない」とした。

日中友好8・15の会の沖松信夫代表幹事は取材に「NHKがこのドキュメンタリーを放送したのは大変勇気のある事だ」と指摘。「731部隊の真実は日本では触れられない歴史だが、まさに知らなければならないものでもある。日本人は日本軍がかつて犯した犯罪行為を知らなければならない」とした。

共同通信客員論説員の岡田充氏は、731部隊の残虐行為は早くから知っていたが、加害者の証言を聞いたのは初めてだという。また、「南京大虐殺文書」同様、731部隊の残虐行為の記録もユネスコの世界記憶遺産に申請し、登録されるべきだとした。

長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は、8月15日はアジア各国の人々が日本帝国主義の侵略から解放された記念日だと指摘。広島、長崎の原爆の痛ましい被害経験を振り返ると同時に、侵略の加害の歴史も決して忘れないよう常々自らを戒めているという。

銘心会の松岡環会長は「戦争の歴史を振り返る際、多くの日本メディアは日本を戦争の被害者として描くのみで、日本が戦争で中国などアジア各国の人々を殺害した真実にはみじんも触れない」「戦争犯罪を隠し、被害を強調する日本のやり方はアジア各国と良好な関係を立て直すうえで無益だ。私たちは努力を続け、日本など世界各国のさらに多くの若者に歴史の事実を伝えるべきだ」と表明した。(提供/人民網日本語版・編集NA)