15日、韓国・東亜日報によると、大韓帝国末期に平民出身の義兵長として抗日武装闘争の先頭に立った将軍が、韓国海軍の潜水艦となって「復活」した。資料写真。

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2017年8月15日、韓国・東亜日報によると、大韓帝国末期に平民出身の義兵長として抗日武装闘争の先頭に立った将軍が、韓国海軍の潜水艦となって「復活」した。

韓国海軍は14日、「光復(日本統治からの解放)72周年を迎え、申将軍の愛国心をたたえるため9隻目となる1800トン級の潜水艦を『申ドル石(シン・ドルソク)艦』と命名した」と明らかにした。

同艦は長さ65.3メートル、幅6.3メートル、最高時速37キロで、魚雷や機雷をはじめ、北朝鮮の核施設などを離れた距離から正確に攻撃できる韓国製潜対地巡航ミサイルが搭載されるという。海軍への引き渡しは来年末になる予定だ。

申ドル石とは、1878年に現在の韓国東岸、慶尚北道(キョンサンブクド)盈徳(ヨンドク)で生まれ、96年、同地を拠点に義兵100人を率いて抗日運動を展開した将軍の名だ。1905年に当時の大日本帝国と大韓帝国の間で第2次日韓協約が結ばれて以降は、300人余りを指揮し日本の軍艦9隻を撃沈したとされる。またこれ以後、現在の韓国・北朝鮮にまたがる江原道(カンウォンド)まで活動範囲を広げ、「太白山(テベクサン)の虎」と呼ばれ活躍したが、日本軍に買収された部下によって08年に毒殺された。

韓国海軍は、1800トン級潜水艦の中で、2007年に実戦配備された1番艦の艦名に海軍参謀総長「孫元一(ソン・ウォンイル)」提督の名を当て、2番艦は、高麗時代に水軍を創設し倭寇を撃退した鄭地(チョン・ジ)将軍の名前を取って「鄭地艦」とした。3番艦以降は、安重根(アン・ジュングン)艦、金佐鎮(キム・ザジン)艦、尹奉吉(ユン・ボンギル)艦、柳寛順(ユ・グァンスン)艦、洪範図(ホン・ボムド)艦、李範ソク(イ・ボムソク)艦と、すべて抗日独立運動家の名前が付けられている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「名前の付け方が一貫していない」「なんだか普通の人っぽい名前が多いな」など、潜水艦の名前の付け方に不満の声が寄せられた。

一方では、「太白山の虎!格好いいね」「とても意義深いことだと思う」といった声も。

また、「すごい、保有潜水艦が9隻になったか」と、自国の潜水艦保有数に満足する意見もみられた。(翻訳・編集/三田)