錦織圭がシーズン残り試合を断念、サービス練習中に手首にはじけるような音

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 錦織圭(日清食品)は、故障のため全米オープン欠場を決めた最新のトッププレーヤーとなってしまった。

 2014年に準優勝し、2016年にはベスト4と、この大会とは相性のよかった錦織だが、彼の代理人であるオリバー・ヴァン リンドンク氏は、右手首の腱の裂傷のため、錦織はシーズンの残り期間のプレーを断念しなければならないだろうと言っている。

 水曜日、ヴァン リンドンク氏は電子メールの中で、錦織は今週行われているウェスタン&サザン・オープンでの練習中、サービスを打った際に手首の中で何かがはじけるような音を聞いた、と説明している。錦織は月曜日に大会を棄権する旨を発表した。

 ヴァン リンドンク氏によれば、錦織は、自分の今季を早くも終わらせることを決める前に、ふたりの専門家の診察を受け、MRIの検査結果を他の3人の手首の専門医に送って意見を仰いでいた。

 錦織は今のところ、手首を手術しない道を選んでいるとヴァン リンドンク氏は明かす。錦織は手首にギプスをはめ、数週間して腫れが引いてから、「我々は次のステップを見極める」と彼は言った。

 錦織は8月28日から始まる全米オープン欠場を決めた者として、前年度覇者のスタン・ワウリンカ(スイス)、全米優勝歴2回のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に合流した。

 ワウリンカは左膝に手術を受け、ジョコビッチは右肘に問題を抱えている。そのふたりともが錦織と同じように、2017年の残り期間をケガからの回復期間に充てることを決めていた。この3人は、昨年の全米準決勝進出者の4分の3を占める。もうひとりはガエル・モンフィス(フランス)だった。

 2014年全米オープンで錦織は、グランドスラム決勝に至った初の日本人男子プレーヤーとなったが、そこでマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れ準優勝に終わった。錦織は昨年の全米で、グランドスラム大会で2度目となる準決勝進出を果たしたが、そのときにはワウリンカに敗れていた。

 錦織は、ここまでのところグランドスラムには連続で21大会に出場し、この大舞台のためには、なんとか準備を整えてきたとはいえ、そのキャリアを通し、繰り返し故障に対処し続けなければならなかった。彼が欠場したこれ以前のグランドスラム大会は、2012年の全仏だった。

 錦織は2017年シーズンを30勝13敗、決勝進出が2度、という成績で終えることになった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は、右手首の故障により全米オープンを含む残り試合を断念する見込みとなった錦織圭(日清食品)(写真◎Getty Images/8月5日の試合で撮影)
Photo: WASHINGTON, DC - AUGUST 05: Kei Nishikori of Japan takes questions after his match with Alexander Zverev of Germany at William H.G. FitzGerald Tennis Center on August 5, 2017 in Washington, DC. (Photo by Tasos Katopodis/Getty Images)