16日、海南省の主要紙・海南特区報によると、中国の小学校で使用されている国語の教科書で、一部の内容が「欧米を崇拝し中国をおとしめている」と物議を醸している。写真は中国の小学校。

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2017年8月16日、海南省の主要紙・海南特区報によると、中国の小学校で使用されている国語の教科書で、一部の内容が「欧米を崇拝し中国をおとしめている」と物議を醸している。

中国の小学校の教科書では、「団結や友愛」「弱者を守る勇敢さ」「他人に親切な心」「動物愛護」を物語で教えているが、主人公が外国名であるケースが見受けられる。一方で、叱られ役や悪さをする人物が中国名となっている。

こうした内容に対して保護者や教育関係者から「主人公の外国名を中国名に変えても何の支障もない。中国をおとしめて欧米を崇拝する傾向が見受けられる」と提議する声が聞かれている。

一方で、「現在小学校で使われている教材の中には十数年前の古いものもあり、確かに現状にそぐわない内容もある。ただ、改訂には時間と労力が必要で、一部の内容が不適切だからと言って教科書全体を否定するべきではない」と反論する専門家もいる。さらに、小学校用の国語の教科書を出版している人民教育出版社は、「(人民教育出版社の国語の教科書で)外国に関連した内容は全体の15%に過ぎず、中国の優秀な人物を称える文章を多く採用している」と述べた。

これに対し保護者や教育者らは、「祖国の優秀な人物を取り上げることは最低限の責務。小学校の国語の教科書は漢字を学ぶ意味も強い」とし、外国の人名表記も学習の一環となるが、漢字を学ぶ点においては、使用頻度が低い漢字よりも常用漢字に重点を置くべきだと主張している。(翻訳・編集/内山)